2012
09.01
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【みずつちレポVol.07】2日目:西海岸近辺日和山浜エリア『強すぎる太陽と、南国みたいな日本海』

TRIP, 水と土の芸術祭 2012


新潟市で2012年7月14日から12月24日まで開催されているアートイベント「水と土の芸術祭2012年」
参加レポート2日目(の1回目)です。
このレポートの表紙はこちらから。正直、期待していなかったメイン会場。
それは良い意味で裏切られ、他の作品への興味がわく。
思い切って市街部の展示物を、歩いてまわってみることにした!

ちょいーっと時間空いてしまったこのレポートですが、書くぜ!
もう、9月入っちゃったけど、最後の夏休みの宿題と思って書くのだ。
そのくらい、この新潟の夏は暑かった、いや、熱かったのだ!

「水と土の芸術祭」略して「みずつち」参戦2日目。

この日、七つ道具の母(車付き)は、手芸教室にてビーズの先生の予定があり、参戦不可。
郊外の展示物は、どうしても車がないと回り難いが、
これは新潟市の芸術祭の良い所。

公共交通機関の充実した市街部にも作品は展示してある。
つまり、車がなくてもある程度足で回れると言うこと。

こちとら東京暮らしでならした徒歩力。
世界一歩くのが早いと噂のニューヨーカーを横目に、ぎゅんぎゅん追い抜いてマンハッタンを端から端まであるく「徒歩力」(脚力でない)に覚えアリ、だ。

歩ける所まで歩いてみようじゃないのっ!

ということで、スタート地点までは車で送ってもらうことにした。(ズコーッ)

ここは「入船みなとタワー」の裏。

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朝10時。
かんかん照りの太陽の下に、でんと鎮座している作品は、

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上山寛さんの作品「風のタイムトンネル」 作品No.【34】 

難しい解説はオフィシャルで確認してもらうんだとして、
強烈な日差しから逃げるようにして、
この木造トンネルに足を踏み入れると……

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風が通り抜けて、日差しは遮られ、影が面白い幾何学模様を創り出す。

いつだってそうだ。
外観からは「なんじゃこら?」と見下しておいて、一歩足を踏み入れると、いつも「いっぽんとられた」って気持ちになる。

もちろん、イヤな気持ちじゃない。

このままこの清々しい空間に身を置いていた気もするが、
外に足を踏み出さなくちゃない。

写真ではそこそこ涼しげに映っているが、ホントにこの日は暑かった。

作品から出ると容赦ない太陽が、私の麦わら帽子を照らし出す。
いそいで近くの「みなとタワー」に駆け込み、自動販売機で「太陽のマテ茶」を買う。

(みなとタワー&みなとトンネルのレポは、ずっとまえにちょっと書きました

海岸沿いを歩く。

「暑い」

それ以外何も考えられない。
鼻歌さえも出て来ない。

びゅんびゅん横切る自動車に「どこから歩いているんだろう」という
不信の目をむけられながら、防砂壁で海も見えない歩道を歩く。

やがて、道はやっと海岸沿いへ。
向かいから真っ黒に日焼けした中学生なんかもやってきた。

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空が青い!

そして、あ、いける!
ここからなら、浜辺へ、行ける!!

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海!!!!

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↑パラソルとおっさん

ここを何海岸と呼ぶんだか、しりませんけど、海です!
日本海とは思えないくらい,なんて青いんだー!!!

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とりの足跡。

そして地図を確認して振り返る。

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すげー日差し。

この辺にあるはず。
次のターゲット……あった!

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南川裕輝さんの作品「おひるねハウス」 作品No.【33】 

2009年の第一回「みずつち」で作られた物で、ヒット作と呼べるのでは。
ハシゴを登って、マスの部屋でお昼寝できるのだ。

愛知県で開かれている佐久島アートピクニックでも常設展示されている。

はしごをのぼるのは、ちょっと怖かったけど、
せっかく登るなら、やっぱり最上階!

よっと。
ついた!

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見晴らしに期待できそう。

四つん這いで中を進んでいく。

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最高!!!!!

海からの風がひゅいーっと吹き抜けて、真っ黒な「おひるねハウス」が
しばし太陽から私を守ってくれる。

ホントに、最高。
こんなのが会社の近くにあったら毎日来てお昼寝してしまいそうだ。

猛暑の中、消耗してしまった体力メーターが、ぐんぐん復活して行くのを感じる。

ここまでですでに達成感満載だが、スタンプラリーは2コうまっただけ。

次のターゲットの位置を再確認する。

外は確かに暑いけれど、
カラッとしていて気持ちがよい。
水分補給さえ気をつければ、海を見ながら歩ける気持ちよい道だ。

私は太陽のマテ茶をグビッと煽り、「塩飴」を頬張って居心地よい家を出た。
気分は探検家だ。

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もう、南国の景色!
どうした、新潟!!

海岸線沿いに高台に位置する、細長い「西海岸公園」。
そこに「日本珍百景」に出た“変な横断歩道”があるらしい(と母が言っていた)。

みたところ車は通れない遊歩道。
確かに舗装されてはいるけれど、横断歩道なんて……と、思ったら、あった。

これだ。

1.2.3!(番組が違う?)

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ながーい横断歩道。

長い!
うえに消えかけている!

きっとこれかな、と思い写真に収めて先に進むと、
とってもステキなトンネルに続いていた。

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ニセアカシアのアーチ!

右にはもちろん、あの、青い日本海。

ニセアカシアは日本海沿線では黒松に続いてよく見る防砂林の木。
私の通っていた中学校は海沿いにあったため、ニセアカシア林をよく部活で走らされたものだった。

疲れたら、立ち止まって、草笛吹いてみたりしたっけ。

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大きめの葉っぱを引きちぎって、手をVサインにして唇に押してる。
ブーッ。ブーッ。
草笛って、こんなかんじだったけ?

ニセアカシアの葉っぱには毒性があるらしい。
子供の頃から知ってはいたけれど、今も私は健康だ。

しかも今は太陽からも守ってくれている。

すっかり良い気分になって、ニセアカシアのトンネルをあるきながら
「今日はくぐりまくりだな」なんて、すっかり上機嫌になる。

そして、視界が開けると、1つのランドマークに到着した。

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ここは「日和山展望台」

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↑体操してるおじい。

私が生まれる9年前。
兄が子供の頃はここへよく遊びにきていたらしい。

メイン会場の展示物で「あなたにとって一番の新潟の風景は?」という問いに母は
「日和山かなー。兄ちゃんを自転車に乗せて、よく遊びにいってたっけ」
と言っていた。

母は茨城出身だ。
父と出会い、駆け落ちして新潟へやってきた。
当時の彼女に日本海はどんなふうに見えていたんだろう、なんて思った。

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↑展望台からの市街部の眺め。右手の三角が乗っかったビルは「NEXT 21」というビルで、ラフォーレ原宿新潟が入っている。

途中、樋口薫さんの作品「夢中遊戯」 作品No.【31】 を通り過ぎる。
特殊なヘラで壁を作る、左官技術を見たり体験したりする展示で、
この日は何もやっていなかった。

窓がないので東屋と言うべきかもしれないけれど、
ちょっとした茶室の佇まいを見せていた小屋を横目にスタンプを押す。

海岸エリアは、あと1つ。

それは、展示物ではないけれど、ちょっと寄って見たかった場所。
新潟の歴史を感じるもの。

中学生のとき、新潟の歴史の授業かなんかで、1度来た気がするけれど、
その時は全然興味がなかったから、改めて見てみたかったのだ。

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ちょっとステキなお散歩コースを歩いて、見えてきた!

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「ドン山」

時計が普及していなかった明治時代から、大正6年まで、正午を知らせ続けてきた大砲。

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あまりに音が大きくて、海に向かって砲を放っていたのが特徴だ。

オリジナルは第二次世界大戦で紛失してしまった為、これはレプリカ。
小高い山の上にポツンと経つ、大砲と、小屋。

なんか、いいなぁと思ってたんだよね。

気がつけば時間は正午を過ぎ、
それが早いのだか遅いのだか分らないけれど、とんでもない量の汗をかいた。

ここから海岸線を左に入り、市街部へ突入!
……つっても、この辺は昔から栄えている場所なので、
すぐに学校や歴史のある建物がいっぱいあるエリアになっちゃうんだけど。

今はアートより、スタンプより、
クーラーという文明の利器を求めて、フラフラと歩き進めます。

ぜい、はぁ。

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