人呼んでフーテンのコヤと発します。
1年前の2014年9月7日から14日まで「奄美大島・加計呂麻島 女もつらいわ」と題しまして、小説家の三谷晶子姐さんをたずねてまいりました。わたくしが寅さん口調なのは、加計呂麻島が舞台となった渥美清さんの遺作「第48作 男はつらいよ 寅次郎紅の花」に習ってのこと。今回は満男が無様な愛をあらわにした、あの海と、おいしい島のカフェをご紹介させて、いただきやす。
徳浜のビーチは前回も紹介してるけど、あのときはちょっと天気が悪かった。
満男と泉ちゃんの「無様な愛」は、こんなに輝かしかった。
前回も「有機的」とわたしは形容したけれど、「海」という価値観が揺らぐくらい、徳浜の海は穏やかだ。
プールみたいに身体を浮かすことが出来る。
といっても、体脂肪のないようへいくんみたいなひとは、顔をだすのがやっとなんだけど。
女の人は、三谷さんみたいにきっと上手に浮けるはず。
わたしも浮いたよ。
もっともっとリラックスして浮けたら、そのうちうたた寝出来そうだ。
(ようへいくんが脱いでも白いTシャツ着てた)
スーパームーンの夜に、月下で少しだけ一緒に過ごしたご家族が、赤ちゃんに沐浴させていた。
冒頭にも書いたのだけれど、これらのレポートは2014年9月に訪れたときのもので、これを書いてる2015年9月現在は休業中なんだけど、とってもステキなカフェがあったので書いておくね。
くれぐれも今は休業中だよ!
その名は「つるかめ 畑カフェ」!
移住してきたご夫婦がDIYで建てられたという自然派カフェなんだけど、これがこぢんまりしていてかわいらしく、オシャレ。
テラス席にはガジュマの大木にぶら下がるながーいブランコもあって、地面との距離から見てもこれは、大人用では!?
目を輝かせて三谷さんに確認すると大人もOKとのこと。
喜び勇んで飛び乗ったら……ガッターン!
切れました! コントかよという感じで!
安心してください、ブランコはもうひとつあります。
笑ってますが、複雑です。
そんなテラス席と逆サイドには、カフェで飼っているひとなつっこいわんこや鶏が。
人が好きでつっこんでくるため、写真に撮るのが大変だった。
黒い子よりかクール。
実は、この子達の兄弟に、会ったことがある。
2014年の6月に大分へ移住した友人のところへ遊びに行ったときのこと。
ブログに書き忘れているのだが2013年の11月に、その友達のフリーマーケット出店を手伝った(リンクはFacebookのアルバム)ことがある。
そのとき、一緒に出店した完全無農薬野菜を売っている「やーやまや」さん知った。
《この写真3枚は2013年大分・耶馬溪のキャンプ場のもの》
で、翌2014年の6月に畑を見学しに行った。
《この写真2枚は2014年大分のもの》
はい!
この子!!
このやんちゃで他のわんこと隔離されてた子!
《戻りまして加計呂麻島です》
(完全な偶然)
大分行ったとき三谷さんも一緒だったので、畑を見学したときに分かっていたんだけど、この子があの子と兄弟かーと思ったら本当に不思議な巡り合わせでテンション上がっちゃったよね。
(当人にとってはさして関心のないことです)
(端正な顔つきの鶏載せておこう)
まー、知らない人にとってはどうでもいいことと、いま休業中なので紹介しても食べられないメニュー載せちゃうぞー!
シソジュース!
さっぱりさわやかな甘みと豊かな香り。
夏バテに染み渡る。
お通しの青いパパイヤのサラダとオクラ。
……パパイヤ庭に成ってる。
付け合わせにあった空豆のきび酢漬けおいしかった。
「きび酢」は加計呂麻島の特産品なんだけど、使い方が分からなくて買えなかったんだ。
でも、これならおいしいし、いいかも。
そして、つるかめ畑カフェ、一番人気はなんと餃子!
手前はシソ餃子でございます。
島唐辛子&きび酢で作った自家製ラー油をひと垂らしして召し上がれ!
さらに、奄美大島群島のソウルフードと言えば「油ぞうめん」!
それぞれの「我が家の味」があると言われているけれど、つるかめ畑カフェの油ぞうめん(「そ」は濁点)にはさっぱり塩味。
食後にいただいた蓮茶がとってもおいしかったなぁ。
定食にはデザートも。
小豆を炊いたものに、上に載っているのは米麹だそう。(たしか……)
どちらも白砂糖不使用で、やさしくて暖かみのある甘みでした。
お腹が満たされて、見渡せばこんな絶景。
……海も綺麗だけど、山も凄いわぁ。。
日本よね、ここ。
こんな最高なつるかめ畑カフェは現在休業中。
それはなぜかって。
彼の弟(妹)が、この世に舞い降りてくるからだよ。
ふたりの天使とカフェでまた会えること、楽しみにしておこう!