2017
12.23
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地元民から観光客までひしめき合うカッツデリカテッセンであえてのハンバーガー! + 1999.07.02

SIX DAYS NEW YORK HOLIDAYS!, TRIP


マンハッタンの道は覚えやすい。

縦に走っている道はアベニューで、横に走っている道はストリート。

アベニューなら右から、ストリートなら下か、1.2.3……とナンバリングされている。いずれも0以前はなく、アベニューならアルファベットに、それ以外とストリートはそれなりな名前がついている。

 

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横軸の1stストリートっていうのもなくて、なんでか「ヒューストンストリート」と名付けられており、そこから南下するとイタリア人街や中国人街などエキゾチックな雰囲気になってくる。

そんな絶妙な街の雰囲気のなかに、人気店「カッツデリカテッセン(Katz’s Delicatessen)」はある。

 

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店内は意外と広く、それでもウェイティング(席待ち)、オーダー待ちで大行列!

客層は観光客から地元の人までさまざまだ。

 

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「声を挙げて注文しなければ永遠にありつけない」といわれており、スターター(前菜のサラダとか)、メイン、付け合わせをそれぞれのカウンターでアピールする……んだけど、コヤナギはそういうのがちょっと苦手でまごまごしていたら、ちゃんと声をかけて聞いてくれたりもするので、入って良かった。

 

ここの名物は高く積み上がったパストラミサンドで、その暖かく柔らかな美味しさとフォトジェニックさを求めて客足が絶えない、けれど、ここでは(つかどこでもそうだけど)食べ残すのはNGとなっているので、20ドルもする大量のパストラミサンドをひとりで食べきれる気がしなかったためハンバーガーを注文した。

 

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注文が入ってからバンズとパテを焼き始めるので、それなりに時間がかかるけれど、期待感は上昇。コヤナギは大好きなフレンチフライも付け合わせにオーダーしたよ。

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シンプルなハンバーガーに、食べ応え最高なポテト!

ビーフ100%でつなぎなしなウェルダンパテは、やみつきなんだよね。

カッツ、ハンバーガーとポテトも、おいしいよ。

 

カッツデリカテッセン / Katz’s Delicatessen

OPEN 8:00 – 22:45 (土曜日は24h!)

https://www.katzsdelicatessen.com/

サイトがオシャレになっててちょっとイラッとしたコヤナギですw

↓このINDEXはグレーのタイトルをクリックでたためるよ。

SIX DAYS NEW YORK HOLIDAYS! INDEX

 

1999.07.02 路上予想外フィーバー

※この日記は21才の私が無謀渡米したときのアーカイブです。

 

 

暑い。暑すぎてとにかく眠っていられない。

私の部屋には窓がないので風が入ってこないせいもあるが、直射日光も全く入ってこないのになんだ?この暑さは。

とりあえず起きてみて、寝てるあいだにぐっしょりかいた汗を流すためシャワーを浴びるも、その後やることがない。寝るか食うか位しか予定がない。暑くて寝れなくて、こうして起きているわけだし。
なーんとなーく、日本食品スーパーマーケット「サンライズ」へ行く。

サンライズは日本人経営でNY在住日本人情報が満載である。
掲示板、フリーペーパー、新聞、雑誌。しかし足元を見てか陳列してある商品の値段はとても高い。
日本で売っている価格の1.5倍程だ。大してお金もないので一番安いアメリカ産のうさんくさいそうめんとおとうふを買って暇つぶしに掲示板を覗く。
掲示板には日本人留学生達がどうやらそろそろ夏休みに入るらしく、1.2ヶ月限定のいわゆる部屋の「また貸し」のメッセージが目につく。もう少し早ければな。
不用品セールのメッセージもあり、無意識に「ファン(扇風機)」を探す。ない。シーズンだもんね。金稼いで自分で買わないとなぁ。
そろそろ恐いと後込みをしている場合じゃなくて、路上活動を行うべきだ。
よし、少しずつでも金を稼ぐぞ!勇んでそうめんとおとうふを手に部屋へ戻る。

ピンクのヒョウ柄のキャリーカートにポストカードとアイキャッチャー用のスケッチブック(原画)を詰め込んでイーストヴィレッジを闊歩する。
うそ、闊歩したい気持ちはやまやまなんだがカートがよろけてうまく歩けない。
安物の底力を見たと言う感じ。気持ちばかり先走って苛立たしさをおぼえ、路上ポストカード販売位置につく頃にはすっかり心身ともに疲労困ぱい。くたびれた。

場所はアスタープレイス。
アスタープレイスのクーパースクエアと呼ばれる三角コーナー(スーケーターがたむろってて少し恐い)を右斜めに見つつ、道ばたの木陰を選んで腰をおろす。時間は夕方の4時だったが日ざしはとても強かった。

何か施設か学校の前のようだ。
警備員さんに怒られたらどけばいいか。
自分の両脇に3っつずつ、スケッチブックを立て掛ける。
そして私とスケッチブックの前にはカートと同じピンクのヒョウ柄のビニールポケット。
その中には視覚に訴えることだけを考えて作ったポストカードが80種類近く入って並んでいる。
我ながらけっこうな存在感があると思った。

渋谷でやっていた時と同じく、ただお客さんをぼーっと待っていては私の視線が気になって近付けなかろうとスケッチブックにイラストを鉛筆で描き始める。
ニューヨークではアクリル画もやろうと思っていたのでどんな絵を描こうか考えていた。

絵画の本場ニューヨーク。最初はサムイ反応に違いない。
女の子(私)ひとりで座っているからって誰も見向きもしないに違いない、とあらかじめ自分を慰めていたらあっという間に人だかりができた。

わーお。

次々とポストカードが売れていく。
忙しすぎてスケッチブックの絵がほとんど進まない程だった。
おまけにほとんどの人がチップをくれる。
なんて素敵な習慣なんだ!!
感動してしまう。

たどたどしい英語と手付きで接客しているせいで私が単に鈍かっただけかも知れないが、いそがしい。
たくさんの人に連絡先を聞かれた。電話がないと言うと笑ってくれた。
本当にたくさんの人が励ましてくれた。
ほめてくれた。

「ビジネスカード(名刺)を作れ」
「このお店に行け」等
助言してくれた。感動大。

ひと段落するとまた、誰かひとり足を留めてみてくれている。
ポストカードを見ている最中に顔をあげてしまうとお客さんは尻込んでしまうので、足元だけをちらっと見る。すると聞きなれた言語が。

「日本人の方でかすか」

日本語だよ!
サンライズマーケットで日本語にふれているのだからひさしぶりなわけではないが、道ばたで日本語を聞くと妙に嬉しくなってハイテンションで返事をする。

ユウ「うーおー!!日本人だよ、めっちゃ。かなり。」(何が?)
彼女の名前はエリコ。

この妙なハイテンションが功を相してかなぜかつられてエリコもハイテンション気味だ。

エリコ「明後日の独立記念日に花火があがるんだよ、一緒に見ない?」
ユウ「ともだちね、もうともだちだからね、一方的でも。決めたから。」

アドレス帳に住所を書いてもらって、私は電話がないので明日の夜私からエリコへ電話すると約束をしてエリコが帰っていった。

その後もまた人垣が何度かできて嬉しくも忙しくしていたが、夕立によって路上は終了。
マクドナルドでアイスコーヒーを飲みながら金勘定をすると、ちょうど100ドル。
ポストカードは1枚1ドル50セントで売っていたので66枚ほど売れたと言うことか!おおおおおおお。
100ドルもあればファンが買える!!

家の近所のドラッグストアでファンが安かったことを思い出す。
帰りに買おう。

しかし、
嬉しい悲鳴ではあるが毎回このペースでポストカードが売れてしまったらすぐになくなってしまう。
私はあまり堅実的なお金の使い方はできないし(手許にお金があるとすぐに使ってしまう)、しばらく路上をしない方がいいな。

なんとなく、またサインライズマーケットへ行く。
掲示板をぼーっと見ていると「ボランティアスタッフ募集」の広告を見つける。

ペイントアシスタント。

見たことがある絵。

「スーパーフラット」を名売っている巨匠村上隆史氏のペイントアシスタント募集の広告だった。
連絡先を1枚やぶり、電話をしてみる。

「サンライズマーケットで募集を見たものなんですけど。」
「いつから働けますか?」
「明日からでも大丈夫です。」

場所と時間を約束して電話を切った。
明日からの予定が立ちそうだ。
帰りがけにファンを買い、お家でそうめんを作って、ファンに涼みながら眠りについた。
明日の朝は予定がある。

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