2017
12.24
MoMA_PS1-1200

現代美術好きならぜひ行きたいもう一つのMoMA、PS1 + 1999.07.07

SIX DAYS NEW YORK HOLIDAYS!, TRIP


絵は描くけれど習ったことはなく、ずっとモグリの絵描き(それをいったらデザインもライターもモグリなんだけど)だったコヤナギは知らなかったんだけど、MoMAがロングアイランドシティにもう一つある。

近代美術(モダンアート)としてバスキアからモネ、アンディウォーホールなど著名な作家の作品を扱い、しれっとグラフィティアーティストのバンクシーが作品をゲリラ展示して話題になったりもしたよね。

 

それに比べてPS1は現代美術(コンテンポラリーアート)を扱っている。

現代美術は現在進行形で発展中の表現方法で、もう、なんでもあり! コンセプトさえあれば、本当になにやってもアートという階級無差別で反則は人が死なない限りあり、といった流れまである、なんてモグリのわたしが書けたことじゃないんだけど。

バンクシーがやった「MoMAに作品を勝手に置いちゃう」みたいなことも、まさに現代美術的なんだ。

なんか、自由で良くない?

 

場所はマンハッタンの向かい側、そう、今回コヤナギが暮らした部屋のあるロングアイランドドシティにあるのだ。

 

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PS1のPSとはPublic School(パブリックスクール)の略で、建物は元市立小学校。

 

古い学校の雰囲気を残しながら所々改装し、古い施設を公開・活用していたりで建物好きも楽しくなってしまうと思う。

エントランスでチケットを買って、中庭(?)のドームを横目に本館へ。

 

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ほら、学校って感じがしてこない?

荷物やコートは地下のクロークに預けて、身軽になって鑑賞しよう。

MoMAに比べたら全然混んでいないし、五感も六感も解放して、気になった作品に限らず思うままにシャッターを切った。

ここからは、コヤナギの琴線に触れたと思われる写真をザザーッと載せていく。

ネットで見かけていた作品の本物が、いくつか見られて良かった。

ちなみに作品だけじゃなく、ただの階段などの写真も混じっているよ。

 

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わたしはホント、モグリなので詳しいことは分からない。

だけど、今回ニューヨークに来て印象深い話を聞いたよ。

〝いまどき、アーティストとして有名になりたければInstagramとFacebookアカウントがあればいい〟

ある日本人アーティストが、Instagramに作品を投稿し続けてたくさんのフォロワーを得たそうだ。そうしたら、Facebookのアカウントから連絡が来て「Instagramの写真を見た。展示して欲しい」とニューヨークのギャラリーから連絡があったそうだ。その人の作品が、PS1にも展示されいるとか、いたとか。

 

インターネットの登場で、自己表現の仕方は広がった。

変わったとは思わない。元々あったところにプラスされたんだと思う。

わたしは鳴かず飛ばずのモグリのまま、「時代の気分」とずいぶん年齢差が生まれてしまったなと実感してる。でも、時代も自分も変えられない。演じたり装ったり媚び売ってみたり、それが出来ればそれすら才能だと思うけど、一切てんで、出来やしない。

 

でもいつか。

時代と自分が巡って、いつかリンクする日がまた来るかも知れない。

間違いなくいえることは、作っていなけりゃ、リンクのしようがないってこと。

 

派手で目新しいことは全然出来ないけれど、きっと辞めてしまうことも出来ないから、いつかたくさんの人の胸に響く、なにか表現が出来るといいな。

 

MoMA PS1 (モマ・ピーエス・ワン)

22-25 Jackson Ave, Long Island City, NY

OPEN 12:00 – 18:00

Holiday THU/WED

http://momaps1.org/

↓このINDEXはグレーのタイトルをクリックでたためるよ。

SIX DAYS NEW YORK HOLIDAYS! INDEX

 

1999.07.07 キヨミ

※この日記は21才の私が無謀渡米したときのアーカイブです。

 

昨日買ったふとんのおかげで、良く寝れたので寝過ぎた。
そして、ふとんを買ったのでお金が寂しくなった。

今日は平日だが、いったいどのくらい反応があるんだろう。
よし、今日は2回目の路上をやってみるか。
私の唯一の収入源、路上ポストカード売り。
とはいうものの、
日中だと路上に座っていようものなら
絶対日射病になって倒れてしまう。
暑いんだもん!

夕方になるまでぼけぼけと過ごし、5時位からアスタープレイスへと向かう。
今回はクーパースクエアを真正面に見て、三角コーナーのところでやった。
ここの方が直射日光は浴びるが目立ちそうだからだ。
計画は案の定大成功。
人垣が幾度となくできた。

このへんは、けっこう観光客は少ないが日本人の多い街だ。
顔を見ただけでは日本人だか中国人だか良くわからないが、
服装を見ると日本人の色遣いは分かってきた。
ピンクやオレンジ、水色など
原色に近い色をコーディネイトしている黄色人種からは
大概日本語が聞こえてくる。

もちろん私も御多分に漏れず原色好きで、
見れば向こうにもすぐ私が日本人だとわかるだろうが、
日本人の人は目が合ってもすぐにそらして行ってしまう。

人垣が出来て覗きに来てくれても
私が日本人だとわかると行ってしまうのだ。

郷土愛と言うか、同国人だと言う嬉しさ、楽しさに欠けるのだろうか。
せっかくアメリカにいるのだから欧米人に触れていたいわ!ということかしら。
するとエリコみたいな人は珍しかったんだろうか。

ちょっと寂しいな、と思った。

人並みが切れて日が傾いてきた頃、
黄色人種の足が見えてこう言った。

「めっちゃかわいい、絵やなぁ。」

関西弁でそう言った声の主は
アジアンチックな服装をした女の子だった。

彼女の名はキヨミ。

「あんなー、わたし、背中にタトゥー入れたいんやんかぁ。」
(この関西弁は憶測で書いているので間違ってるかも)

彼女は中学生の頃からいろいろな国を留学していて
今はこっちの大学に通っている留学生だった。
もちろん出身は大阪。
左肩に神様っぽくて、かつ未来っぽい女の子のタトゥーを入れたいと言ってくれた。
これがホントに物凄く嬉しくて、書き下ろすと約束する。

「いつ頃ここに、おんの?」
「決まってないけど、大体週末。そうだねー。今週の金曜日には出ることにするよ。」

その時までに私はアジアの神様っぽい未来少女を書いて会う約束をした。
彼女が去って行ってからも、人垣ができることがなくなったし、早く家にかえって未来神少女を描きたいと思ったのでほどなくして切り上げた。

家に帰ってから金勘定をすると今回も100ドルオーバーあった。
もっとたくさんポストカートをプリントアウトしてくれば良かった。
もしくは印刷に出してしまってても採算とれたな、これは。
思わぬ反響の良さにうはうはする。
ハイテンションのまま絵を描く。

実は、「仏像」だったり「観音様」だったりと言う題材は私もとても好きなところだった。
しかもそれを一生体に刻み込みたいと言ってくれている。
さらに仕事として依頼してくれた。
こんな素敵なことがあっていいのか?!
こりゃ、私が個展を開く時、彼女をショウケースに入れて監禁しなければ。等と思ってみたり。

気分がのってきているから、
いい音楽を大きい音で聞きたいなーと思う。
ディスクマンに即席スピーカーを付けて聞いていたが音が割れてハラが立ってしまう。

せめてラジカセが欲しいなぁ。
ペンは止まることなく走りつづけた。

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コヤナギユウ

デザイナー、イラストレーター、エディター。
yours-store代表、東京ナイロンガールズ編集長。このブログの管理者

 

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