2016年7月上旬、ニュージーランド航空さんに航空券をいただいて、ニュージーランドを10日間旅してきたコヤナギユウの目的は……そう、オーロラハント!
ダニーデンで入り江に浮かぶボートハウスの星空撮影を終え、仮眠のあと出発。
また6時間のロングドライブが待っている。
向かうはアクティビティ天国クイーンズタウン!
しかも、今夜いよいよキャンピングカーで野宿してみようと思っているんだ。
だからまずは装備を調えよう。
ニュージーランド旅で「ある」といい必需品7つ!
レンタカーについているカーナビが優秀なので、最寄りのスーパーマーケット迷わずGO。
昼食と、コーヒーと、長いドライブのお供としてお菓子を少々買い込こもう。
現地調達でもいいので、ニュージーランド旅の必需品&持っておくと良いものは下記の通り!
サングラス
日焼け止め
⇒ニュージーランドの紫外線は日本の7倍ともいわれ強烈!
帽子はそこまで必要ないけど、ドライブしてると西日に向かって走ることもあるからサングラス必ず持っていこう。
曇っていても日焼け対策を。こまめに塗ってね。
ホッカイロ
羽織るもの
⇒「1日の間に四季がある」と言われるくらい、天気がころころ変わるニュージーランド。
冬とはいえ、がっつり着込むものよりも、前開きで脱ぎ着が楽なコーディネートで挑みたい。
コヤナギが行った7月は、ニュージーランドでは真冬だけど、晴れれば暑くて半袖だった。
貼るホッカイロはお守り代わりに日本から持っていこう。
肩甲骨の間に貼っておくと風邪予防にもなるぞ⇒南極でも安心!? 極寒地の防寒対策から学ぶ
ふたが出来るサーモカップ
⇒意外と知られていないけれど、ニュージーランド&オーストラリアはコーヒー大国! サーモカップがあれば温かいコーヒーをテイクアウトできるよ。
リップクリーム
ハンドクリーム
⇒紫外線・寒いときたら当然乾燥してる。これは、現地調達がコヤナギのおすすめ!
ニュージーランドではハーブやアロマを医療のように考えていて、無添加の高品質なコスメがいっぱいある!殺菌効果の強いマヌカハニーもニュージーランドの特産品だよ。羊の乳のリップバームも定番だね。
ショッピングモールのハーブ専門の薬局で、マヌカハニーのクリームや、眠りやすくなるアロマクリームを買ったよ。
あと香りのいいハーブティもね。
スーパーの総菜も豊富。
キャンピングカーには冷蔵庫もあるので乳製品も安心だ。
日本でいうチューハイ的な位置で「サイダー(アルコール)」がたくさ売っていたんだけど、どれもかわいくて安い!
遅いブランチと今夜分の食料を買い込んで、いよいよ出発。
朝ご飯は道の途中の気持ちよさそうなところで食べよう。
その前にガソリンを入れよう。
ほとんどセルフ。初の給油だ。
ニュージーランドではガソリンのことを「Unleaded」または「91」とよび、「95」はハイオクのことなんだって。
初日6時間走った減り具合は……?
……高い!
いざクイーンズタウン! 写真撮ってる余裕ないけどドライブは絶景の連続
ドライブレコーダーを本当に買っていけば良かった。
またはダッシュボードからTimeLapseでも撮れば良かった。
そのくらい、めくるめく風景は美しくて、太陽は暖かくて最高だった。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
羊たちの鳴き声を背に朝ご飯を食べた。
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鏡のような湖を目の前に、太陽を浴びながら歯を磨いた。
小さな街のパブでコーヒーをテイクアウトして、インフォメーションセンターでお手洗いを借りて。
ゴツゴツとした岩場の谷をくぐり抜け、めくるめく絶景に何度も何度も声をあげた。
「スゲー!」って。
そんなわけで、ついたころにはとっぷりと日が暮れてた
ダニーデンからクイーンズタウンへの道はたくさんの峠があって険しいものだった。
その分絶景も多く、先を急ぎたくない気持ちになって、予定より時間ががかってしまった。
クイーンズタウン目前にして日は暮れ、それでも街は大賑わいだった。
渋滞しちゃうくらい。
聞けば、いつもならウィンタースポーツで雪山へ流れ込む観光客が、暖冬で雪が積もらず街で遊んでいるからだそうだ。
繁華街はそうそうにすり抜けて、今夜の宿を目指す。
といっても、泊まるのはこの車。
自然公園の中にあるキャンプ場「D.O.C」を目指す。
街灯が一つもない真っ暗闇の中、雨まで降ってきた。
ぐねぐねと曲がりくねった細い道は、例え間違っていたとしても引き返すことが出来そうもない。
不安を蹴散らせてハンドルを握る。
合っている、行くしかない。
それらしいところにはついたけれど、何せ真っ暗で何も見えない。
ヘッドライトだけが頼りだけど、雨のせいもあって闇がフロントガラスに張り付いてる。
それよりなによりハラペコだ。
なにやら木の杭が並んでいるところが見えたので、そこに車を寄せて宿にすることにした。
いや、そのまえにキッチンにしよう。
雨が降っていてもバックドアが屋根になる。
よく出来てること。
雨はもとより、季節と時間と山奥ということもあり、とんでもなく寒い。
ささっと作って食べてしまおう。
といっても、わたしが調理したのはラムを焼いただけ。
パックのサラダを山盛りに盛りつけ、お総菜のキャロットマリネを添えて、チーズをかじる。
雨がまだ止みそうもないから、晩酌にした。
旅先とは思えないたくさんの生野菜と、柔らかくておいしいラムステーキ。
贅沢してるなぁ。
雨の音に耳を澄ませていたつもりが、いつの間にうたた寝してしまった。
その間に雨脚が弱まったらしい。
今夜はカメラをセットして、このまま寝てしまおう。
ここにはわたし以外いないのだから。
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南の方を見て、晴れと、オーロラを、願う。
残念ながらオーロラは写っていなかったけれど、雨が降っていたのが嘘みたいに雲が晴れて、そのあとは待ってましたとばかりに流れ星が行き交っていた。
オーロラハントは4戦4敗。
簡単じゃないね、サザンライト。
夜が明けるとお客さんがやって来た
目が覚めると夜が明けたばかりのようだった。
外は明るいけれど、太陽が山の陰に隠れて夜の寒さを引きずっている。
やっと外が見えてきた。
こんなに湖に近かったんだ。
そして、やっぱりわたし以外いないようだ。
ひとり旅で、ひとり野営で、なにかのレベルが上がり続けている。
とにかくまずは朝食の用意だ。
お湯を沸かしてるあいだに太陽がのぼってきた。
つい言葉が漏れる。
「太陽……ありがたい……」
朝食の準備が出来た頃、なにやらガヤガヤと声が聞こえてきた。
ガヤガヤというか……ガアガア?
たくさんのカモがやって来た。
なになになになに。
かわいい。
向こうからしたらわたしが「お客さん」だったみたいで、こちらの様子を確認したらほどよい距離感を保ってひなたぼっこしていた。
わたしも先住民をみならって、眺めの良さそうなところに腰をおろし、太陽を背負って朝ご飯。
美しい。
こんなにおいしいおかずはなかなかない。
出発、の前に少しだけお散歩しよう。
モークという湖らしい。
湖の周りは散歩したり、マウンテンバイクで冒険したり出来るみたいだ。
わ、ブラックスワンがやってきた。
ブラックスワンって実在してるんだね。
フィクションかと思っていたよ。
悪者っぽいけれど、食事風景は油断しまくりです。
見たことのない植物。
さて、今日も目的地のあるロングドライブだ。
あんまりゆっくりしていられない。
少しだけクイーンズタウンの街を見て、マウントクックを目指して出発しよう!
キャンプサイトの入り口、こんな感じだった。
昨日は真っ暗で何も消えなかったから、のどかだなぁ。
山を下って最初に目に飛び込んできたのは、信じられないくらい真っ青なワカティプ湖!
水色は南国の専売特許じゃなかった!!!
そして、せっかくだからクイーンタウンで有名なハンバーガーでも……
……と思ったけど混みすぎてるからとなりのパン屋さんへ!
ハンバーガー屋さんにバンズも下ろしているパン屋で、こちらもおいしい。
コーヒーと、ご飯用の白パンと、カップケーキとコーヒーをオーダー。
外のカウンターでコーヒーが出来るのを待ってる。
観光客はいっぱいいるし、わたしは寂しいひとり旅だし。
心細くなる要素はたくさんあるんだけど、なんでかずーっと、わたしはリラックスしていた。
主に運転に慣れる、オーロラハント
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真っ青な湖や荒涼の山々をすり抜けて、2日分の食料を買い込み国立自然保護区域へ
片道3時間のトレッキングでマウントクックから朝日を狙う
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