ハロー! 運動嫌いで根っからのインドア派なコヤナギユウだよ。
7月上旬、幸運なことにニュージーランド航空さんからフライトチケットをいただいて、ニュージーランドを旅してきたんだ。
でもサポートしてもらえたのは飛行機代のみ。旅程は自分で考えて、費用ももちろん、自分持ち。だから、楽しむことをガマンせず、なるべく安く抑えたい!
ニュージーランドについて調べてみたところ、マストで行きたいところは南島に集中していることがわかった。でも、点在している。
また、必ず必要な移動手段である高速バスや宿泊費がけっこう高いことも分かった。(コヤナギにとっては、ね)
ここは思い切ってレンタカーを……と思ったら、こちらもコンパクトカーで1日60ドルくらいとお高め。
うーむ。ひとり旅だから、なんとしても安く抑えたいところ。
キャンピングカーのレンタルは1日たったの35ドル!
どうしてもついて回る宿泊費と交通費、なるべく抑えたいけどどうしよう……と、ニュージーランド在住のニュージーランド在住の星空写真家のTaichi Nakamuraさんに相談してみたところ「キャンプバン」という、7人乗りのファミリーカーを改造したキャンピングカーを教えてもらった。なるほど、これなら宿泊費と交通費をまとめられる。で、そのお値段は……えっ!? 1日35ドル!?
便利で安いなら、選ばない理由がないじゃない!
とっても割安なレンタル料。これにはちょっと裏?があって、どんな事故や故障があっても完全サポートしてくれる保険が1日30ドルだった。コヤナギは旅先などでしか運転しないトラベル・ドライバーなので念のために加入。けっきょく1日65ドルに。でもまぁ、安心料だよね……。加入の決断できるまで一晩悩んだけど!
コヤナギが借りたのは「JUCY」という、ニュージーランド・オーストラリア中心に展開する中型レンタカーチェーン店。ど派手な車体が特徴だ。
キャンピングカーのメリットはなんといっても気まま!
南島の玄関口「クライストチャーチ」から、素朴な教会と星空で有名な「テカポ」という場所まで高速バスで約4時間、という具合で見所が点在しているニュージーランド。おまけに「1日のうちに四季がある」といわれるくらい天気がころころ変わる。だから「今日は晴れそうだからトレッキングに行こう」「今夜は雨だからレストランでワイン三昧」など空模様と相談して旅程を組むのがオススメ。
バスの集合時間にとらわれず、心ゆくまでニュージーランドを楽しむことができる。
シリーズ、絶景でドライブが前に進まない。 #airnzjp #link_nz #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
また、長いドライブの間も絶景の連続。
「わぁ、良い風景」と思ったところの近くには、必ずといっていいほど車寄せやベンチスペースなどがある。最初のうちはタイミング良く止まれないけど、記憶にだけとどめる贅沢を楽しんで。ドライブ自体を旅の目的にして、のんびり行くのはとても楽しかったよ。
後部座席がカウチからダブルベッドへ! キャンピンバン大公開
ニュージーランドでのキャンピングカー車内。昼バージョン。 #airnzjp #link_nz #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
わたしが借りたキャンピングバンは、TOYOTAのエスティマを改造したもの。後部座席がカウチになっており、夜はダブルベッドになる。(わたしは昼間も座敷として使ってたけど)
座席の下に布団やバスタオルなどアメニティーが収納されており、けっこう使い勝手が良かった。
また、バックドアを開けるとミニキッチンが登場。水はタンクに貯水され、ホースから追加も楽々。小さいけれど強力な冷蔵庫もあり、その下にカセットコンロが収納されている。小鍋やフライパン、平皿やマグカップカラトリー、食器用タオルなども付属しており用意する必要はないのだ。
ニュージーランドでのキャンピングカー車内。夜バージョン。 #airnzjp #link_nz #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
このタイプのキャンピングバンだと枕は2つあるがふとんは一つなのでひとり旅かカップルが良さそう。
食材はスーパーで買ってきて簡単クッキング。
ラビオリをゆでてソースとからめ、サラダはパックのものにキアヌのピクルスをトッピング。
ニュージーランドといえばやっぱりラム! これまたスーパーで買ってきたラムチョップをサラダに載せて。キャロットのマリネもお総菜♪
宿泊スタイルに合わせて場所が選べる!
キャンピングカーならどこでも寝れちゃうよねって? 答えはノー!
ニュージーランドは野宿禁止。キャンピングカーといえど所定の場所で宿泊する必要があるのだ。シャワーやリビングのある施設から、無料で野宿のような場所までスタイルに合わせて選んでみよう。
ホリデーパーク
お手洗いやシャワーのほか、キッチンや「テレビルーム」というリビングのような共用の部屋で電源を借りたりできる。
大型キャンピングカーの電源もとれる「パワーサイト」や、車を止めて小屋宿泊できるモーテルが併設されていることも。至れり尽くせりなキャンプサイト。
・パワーサイト=電源が必要な大柄キャンピングカー
・モーテル=キッチン付きの個室
・キャビン=キッチンなしの個室
DOCキャンプサイト
「DOC」とは国立公園の保護をする国の機関で、自然保護区内で宿泊することができる。電源をとれるような施設はなく、シンプルな施設だ。料金も無料から10ドル程度とお財布に優しい。看板近くのポストに料金を投函する。
・スタンダード=トイレ(1泊6ドル/人、子ども3ドル)
・ベーシック=トイレ(無料)
誰もいない冬のニュージーランドのDOCキャンプサイト。 #airnzjp #link_nz #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
真冬のおかげで誰もないスタンダードDOCキャンプで贅沢な深呼吸をするコヤナギ
http://jucy.rankers.co.nz/
ベストシーズンは……春と秋かも
南半球は日本と季節が真逆。
コヤナギが訪れたのは7月だったためニュージーランドは真冬!
星空鑑賞には最適な冬だけど、夜中は-7℃を記録して、放射冷却で体感は何度なのってくらい冷えた。持参した寝袋に、これまた持参した湯たんぽをセットし、布団にすっぽりくるまって、夜はぐっすり眠れたけれど、正直キャンプのベストシーズンじゃないよね(笑)。
ニュージーランドの観光シーズンのピークは真夏である12〜2月だけれど、キャンプには虫がつきもの。気になる人はその前や後の春や秋がいいかも。
もうすぐ9月。
そう、ニュージーランドは春になる。
車の運転もキャンプも、実は苦手意識があったんだけど、何一つ煩わしさを感じることなく快適に過ごすことができた。
自分の中の苦手意識が一つ解消された感じ。
いつもはパソコンのまえで縮こまりがちな胸をぐーんと開いて、ニュージーランドの大自然に見守られながらのキャンピングバンの旅、オススメだよ!
心配していた運転も、一つも事故もなく、1日30ドルの保険のお世話にならなかったし。
次も絶対、キャンピングバンで旅したい!
以上、ニュージーランドで「根っからのインドア派」から「どこでも生きていけそうな気がする」にジョブチェンしたコヤナギユウでした!
コヤナギが利用した派手なキャンピングカー
・Jucy Cabana
交通ルールについても書いたから、良かったら読んでね!
BOOKカウンター
最後まで読んでくれてありがとうございました!
この記事は3000文字ありました。
書籍にするとおよそ4ページ分です!
コヤナギの記事は写真もいっぱいあるから、本当に本だったら倍以上のページを読んでると思う。
「活字離れ」とかいわれるけどさ、けっこう読めてるよね。
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