そのセミファイナリストとしてシンガポールへ行きました!結果は敗退、ファイナル進出ならず。
無念の帰国に「ならない」ように、出発までの数時間、シンガポールを楽しむよ!
最終日、パンダが全然関係ない、最後のパンダ大使日記。
……いったんはね。
毎日朝8時とかに起きて、いろいろな競技をして0時に帰ってくる。
マンションに戻るとシャワーを浴びてブログを書き、あっという間に夜中の3時。
みんな寝静まり、静かになったリビングでMacを閉じるのは朝の4時くらい。
最終日、気がつけば10時30分。
午前中の間に行きたいところがあるっと、飛び起きた。
オーチャード駅から地下鉄乗り込む。
とっても親切な地下鉄の券売機。
料金は行きたい駅をタッチ、入れるべき硬貨のデザインまで表示してくれてて、地理に疎い観光客のことを完全に意識している。
切符はプリペイドカード式。
デポジットは1ドルで、同じく券売機で簡単に返金できる。
便利!
自動改札でサッと通れる。
綺麗で安全なホーム。
電車の中も明るくて、座ってうたた寝している人もいた。
日本以外でもこんな場所あるんだって驚いた。
社内の表示もすっごく親切。
乗り間違えてもすぐ気がつく。
1度乗り換えて、目的の駅に到着。
出口も分りやすく表示してあって、出口には地図。
まさに至れり尽くせり。
そしてやって来たのは……
リトルインディア!
このお寺に行きたかったのだ。
スリ・ヴィラマカリアマン寺院!
元々は仏教が好きで、なぜか神社検定3級も持っているプチ宗教マニアになりつつある私ですが、ヒンドゥー教のはちゃめちゃさは誰も惹かれる(引かれる?)ものがあると思います。
破壊と創造のシヴァ神を初め、その嫁パールバティの垢から出来た学問と商売の神さまガネーシャなどが有名だけど、インパクトで言えば「カーリー」が凄い。
何が凄いって破壊と殺戮の神さまであるカーリーは戦いに勝って喜ぶと、嬉しくて踊るんだが、その衝撃が凄すぎて世界が壊れてしまうため夫のシヴァ神が下敷きになって衝撃を弱めたらしい。
日本神話もそうだけど、神さま=人間が出来てる(?)ってイメージは仏教から派生されたもので、神さまはみんなはちゃめちゃなんだとか。
でもさ、カーリーは凄いよね。
怒って妊婦のハラワタを切り裂いて内臓食べちゃったりして、本当に容赦ないんだから。
スリ・ヴィラマカリアマン寺院はそんなカーリーを奉るお寺。
こう見えても彼女、悪魔払いと子供の神さまなんですって。
中央の扉の奥にいるのがカーリー。
扉の外、左にいるのが破壊と創造の神でヒンドゥ今日のボス、シヴァ神。
で、一番右の青い人がカーリー。
カーリーは怒りで肌が真っ黒らしいんだけど、黒はインドでは不浄の色だから、青を使って黒い肌を表現してるんだって。へー。
すんんんんごい怖い「ペリヤッチ」という女神。
カーリーとは関わりがあるけれど別の神さまらしいんだけど、詳しいことは調べられなかった。
お寺を後にして次に向かったところは……
マーケット!
まー、ハッキリ言って観光客向けに整えられた感じはありますが、その分安心、安全!
朝ご飯を食べていた無かったので軽くスナックで腹ごしらえ。
謎の揚げ物三種と「ローズミルク」と書いてあった飲み物。
フレンドリーなおじさま。
これはなんだろう……
お惣菜かな、と思ったら……
スイートショップって書いてある。
甘味なのか。。
リトルインディアは広くない。
というか、シンガポール自体、そんなに広くない。
いろいろな人種といろいろな文化が隣り合わせでありながら、こんなに治安が良くて、お行儀が良いなんて、奇跡みたいな国だなぁと思った。
というか、世界レベルの大都市なのに、同じ人種ばかりが密集して国の言葉だけで生活している日本の方が珍しいんだろうな、と思った。
こんな広告を発見した。
フクシマさんが言っていたことを思い出した。
シンガポールの若い子は元気だ、と。
それは、体力的に元気と言うだけでなく、前向きで、意欲的なのだ。
まるで努力は必ず報われると信じているような、成長しか信じていないような、そういう強さがあると言っていた。
確かに、それは、分る気がする。
そんな雰囲気をしっかり汲み取ったかのような広告。
「なぜなら、信じているから」
まさに今の日本に失われている感覚だ。
シンガポールは長く経済的上昇を体験している。
だから、このまま頑張れば、欲しい物は買えて、叶えたい夢を望むことが出来る。
そう信じているような明るさを感じた。
きっと、バブルの時、日本もこんな感じだったのかな。
オソロイのバッグと服を着た女の子。
シンガポールの人は、どうかこのまま、朗らかで明るく、前向きでパワフルでいて欲しい。
その前向きさに、凄く励まされる思いがするから。
元気になりたい時に、またシンガポールに来たいから。
オーチャード駅にあるイオンのビルを見上げてみた。
何が何だか分らない。
フクシマさんと合流してシンガポール観光ラストスパート!
次に訪れたのは……
由緒正しき老舗のラッフルズホテル。
イギリス植民地時代に開業し、一時は第二次世界大戦で日本軍の占領下になり民謡や軍歌が流れていたそうな。
ここはシンガポール最高級ホテルのでもあるので、とても中には入れないが、カクテル「シンガポールスリング」発祥の地である、ホテルに併設した「ロングバー」で一休み。
シンガポールスリングが生まれて125周年らしく、アニバーサリーカクテルもあった。
クラシカルな店内。ドレスコードはカジュアルOK。
緑のランプがイギリス町で、天井のファンは扇と異国情緒たっぷり。
私が頼んだ「シンガポールスリング」は、なんとノンアルコールバージョン!
でもこれ、ただの赤いパイナップルジュースです。
フクシマさんの頼んだ本物をいただいたら、ジンがキュッと効いてて美味しかった。
お酒の飲める人は、絶対アルコール入りを。
そして、次にシンガポールと言えば、マーライオン、じゃなくて、あの舟が乗っかった高いビル「マリナーズベイサンズ」しかないでしょ!
ホテル側の入口から内部を覗く。
広い……。
小人になった気分。
屋上の直通エレベーターからあの眺めを……と思ったら、この日はあいにくの貸切パーティ。
OH! NOOOOOOO!!!
気をとりなおし、最後のアトラクションへ向かいます。
世界一大きな観覧車「シンガポールフライヤー」
一周30分の空の旅、「マリナーズベイサンズ」とどっちが高いのか気になるでしょ?
チケット33ドルにビビりつつ(だって水が1ドル、ごはんが4ドルとかの生活圏だよ?)、嫌いじゃないんだよね、こういうザ・観光地って所。
カナダのあのコとかさ。
搭乗口まで一生懸命「宇宙感」を煽って来るんだけど、煽られれば煽られるほど頭に「ハテナ」が浮かぶ。
乗り込んで最初の風景はこんな感じ。
やがて観覧車はしだいに高くなって……
こんな感じに!
一緒に乗っていた家族(というかお子さま)も全然怯まずリラックスムード。
ゴンドラが大きくてしっかりしているせいか、そんなに怖くはなかったです。
頂上近辺の風景。
そして、とうとう観覧車は頂きに。
マリナベイサンズとの背比べの結果は……
舟の中が見えない! ということは、あっちの方が、高い!
恐るべし、マリナベイサンズ!
観覧車からはシンガポールを代表するアイツと、パンダ大使を目指した私には馴染みあるアレも見えているんですけど、分りますか?
いたー!
マーライオンと、パンダメイズアメージングレースこと「パンダ迷路」!
あの迷路でもがんばったなー、足りなかったけど。
観覧車は地上に到着。
いよいよ、日本に帰ります。
世界最高峰の充実度と言われるチャンギ空港。
ハブとしての有能さと、いろいろなサービスを用意していて、驚いたのがトランジットが5.6時間以上の長時間にわたる場合。
なんと、無料のシンガポールツアーがあるらしい。
それで行けば良かった!?
しかし、エントランスがCGみたいだね。
出国ゲートも美しすぎる。
空港がとってもとっても広いから、中には無料の電車も走っていたりして。
いやはや、すごかった。
ここからはもう、飛行機を待って、乗って、乗り換えて。
シンガポール土産って感じの物を見つけられなかったので(みんな何買うの?)、私は乗り明けのベトナムでなぜかベトナム土産を買ってみたよ。
終わってしまえば、あっという間に日本に着いた。
私はセミファイナリスト止まりだったけど、ファイナルイベントではこんな野生パンダ追跡が予定されている。一週間プロが山に入っても会えないことも多いという、臆病で耳の良い野生パンダ。
参加できないんだとしても、今後が気になって仕方ない。
東京ナイロンガールズに新設したコラム「ぱんだノート」では、パンダの雑学やパンダ大使のその後を追って書き綴っていくよ。
パンダな雑学は以降、東京ナイロンガールズの方へ。
これで一旦、私のパンダな冒険はお終い。
だけど、いつか必ず成都パンダ基地には行きたいし、これを機会にたくさんのアジアのパンダ好き友達や、Twitterでも新たに私を知ってくれた人も現れた。
Facebookではなんと、前回のパンダ大使だった梶原さんと繋がることまで出来た。
梶原さんはパンダ大使になったことで成都パンダ基地で現在働いているそうだ。
しかし、今、日本と中国の情勢のせいで中国に渡れないでいるらしい。
パンダ大使のセミファイナルイベントが始まるとき、確かリリンちゃんが質問していた気がする。
「なぜ、パンダの保護をするのですか?」
パンダ大使クエストの広報を務める男性は「その答えはシンプルです」と言った。
そしてリリンちゃんが「かわいいから?」「YES」
でもそれで良いんだと思う。
誰かが誰かに優しくすることに理由はいらない。
誰かと誰かが仲良くなるためにも理由はいらないだろう。
だけど、誰かと誰かが仲が悪くなるには理由がある。
本当に嫌いなだけなら干渉しないで済むはずなのに、わざわざ仲が悪いという関係を築くには理由がある。
国と国とのことは複雑だ。
戦争という歴史があって、領土や資産という物がある。
だけど我々の気持ちはもっとシンプルでいい。
かわいいから、嬉しいから、楽しいから、好きだからから。
そのものが理由になれば良い。
今日、カタリナちゃんからメールが来ていた。
件名: Chengdu Pambassador Semi-Finalists
日時: 2012年10月18日 2:46:50 JSTDear Chengdu Pambassador Semi-Finalists,
Here’s another email from me past midnight Singapore Time 🙂 I wanted to write this email to you all, to pen down the thoughts that I have:
Thank you for coming down to Singapore to support this cause, for PANDA CONSERVATION!
Thank you for giving all your passion, your perseverance, your courage, your lost sleep for the past five days in Singapore.
Thank you for creating so many wonderful memories in Singapore with me, your fellow semi-finalists, your Liaison Officers and the team from High Achievers.
Thank you for giving me the chance to share and be part of this experience with you all! It’s been my pleasure and I hope your enjoyed your time in Singapore.Congratulations to the 4 who will be proceeding on to Chengdu for the Finals. But you guys are all winners to me! I saw how you went all out for the 6 Quests, finding your way in Sentosa, attempting the high elements stations in Jalan Bahtera Adventure Camp and gathering signatures on Orchard Road. Have a good rest and may our paths cross again someday!
Before I forget, a very Happy Birthday to Janice! 🙂
Wishing you all the best!
Cheers,
Katarina
私はずっとパンダが好きだったけど、こんなところで公言することになると思わなかった。
だけど、今はパンダが繋いでくれた縁や、経験に感謝してる。
たくさんの人に投票してもらって、たくさんの人に助けてもらった。
こう言うことをお願いすること自体、私にはとても良い経験になった。
本当にありがとう。
そして楽しかった。
ARIGATO, so much.
パンダ大使への道【完了】
・2012.09.13 パンダ大使として世界をめぐる「パンバサダープログラム」に登録したよ
・2012.09.20 《訂正》パンダ大使を目指すコヤナギユウを「ハグ」する方法(2012年10月1日まで)
・2012.09.25 パンダ大使までのスケジュールと賞品、パンバサダーの役割についてまとめてみた
・2012.09.26 ジャッキーチェンと同じ肩書きを得られる!? 「パンダ大使」/てるてるジャッキー見つけた
・2012.09.27 【追記】パンダ大使の投票こと「ハグ」をスマフォからやる方法! 10月1日まで
・2012.09.29 パンダ大使とパンダと私の話。私がパンダ大使に応募した理由【いただいた推薦文】
・2012.10.01 日本一パンダ大使に近いマチュアになった! 私がパンダ大使になったら出来ること【アプリ利用規約/プロフィール】
・2012.10.02 パンダ大使の「ハグ」終了! セミファイナル発表は10月4日【倍率計算】
・2012.10.08 コヤナギ、パンダ大使セミファイナル進出!!12日からシンガポール!【合格通知メール、セミファイナル契約書】
・2012.10.13 #Pambassador #SG 01 セミファイナリストとしてシンガポールへ来たよ! 衝撃の「パンダに会えない」という事実……!
・2012.10.14 #Pambassador #SG 02 巨大パンダ雑学迷路と来場者1000人の前でスピーチ!
・2012.10.15 #Pambassador #SG 03 そうさ、今こそ、アドベンチャー!(パンダ関係ない) #panda_note
・2012.10.16 #Pambassador #SG 04 アジア太平洋地区の世界成都パンダ大使、ファイナリスト決定! #panda_note
・2012.10.17 #Pambassador #SG 05 最後はシンガポール観光 ARIGATO!! #panda_note