2014
01.20
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寒波も笑ってICEマスカラ! -36℃に耐える極北防寒着、大解説。 #イエローナイフへ行く理由 07

TRIP, イエローナイフに行く理由


カナダ観光局さん「オーロラ王国カナダ」のブロガー観光大使になって、2013年12月5日から5泊6日でカナダはイエローナイフのオーロラをハントして来ました!

渡加から4日目。
オーロラ爆発にも恵まれ、慣れと安堵から気が緩む。

大ポカかました夜は雪が何だか優しかった。

……そう、それは防寒が完璧だから!

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この日、カナダは「サンデーブランチ」!

サンデーブランチとはその名の通り、日曜日のちょっと遅めで豪華な朝食兼用のランチなんだけど、キリスト教の多いカナダでは、日曜日の午前中は教会へ行って、そのあとみんなでちょっと贅沢なご飯を頂くんだって。
極北の地、イエローナイフも例外なく冷気に閉ざされた冬場はこのサンデーブランチがみんなの楽しみ。

滞在しているホテル「エクスプローラー」の1Fにあるレストランでも豪華なビュッフェ・サンデーブランチが大賑わい。

ホテルのレストランだけど、半分以上は地元の人。

シェフがその場で目玉焼きやオムレツなどの卵料理をフライパンをひるがえして作り、隣に添えるのは分厚いハムステーキ!
もちろん、これもビュッフェメニューの1つ。

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サラダの列だけでもご覧の通り。チーズもドレッシングも選び放題。
もちろん、この後ろにメインディッシュのビーフからポーク、チキン、ラムまでさまざまなメニューがこの倍くらい陳列されてる。

こんな感じだから、デザートも……!

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まぁ可愛いったらありゃしない!

いつもはビュッフェを見ると、こん負けして全然食べれない私だけど、

「寒いから、肉を食べないとね!」

なんてステーキを4枚もおかわりするタカサカさんに釣られて、私の胃袋もカナディアンサイズに拡張中!

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モリモリ!

そうそう、私の元にも届いていたと知り、上出先生にメールを書いたら、お返事が来ていた。

パソコン上出先生のオーロラ便り

この数日、ユウさんのために、オーロラの予報をしていました。
今日は、太陽風の方も死んだように静か dead quiet です。
こういう状態は、1年に10回も起きませんし、オーロラも75度くらいに弱いのがあるだけです。
でも、今後どう変るかわかりません。

上出洋介

「死んだように静か」
昨日は大爆発だったのに、燃え尽きちゃったのかな。

はてさて、みなさまには既に何日かにわたって極寒のイエローナイフの様子をオーロラとともにお届けました。

イエローナイフ日記を書くのがスローだから、書いてる間に色々な人に会って(笑)、
「オーロラ凄いね、良いな!」
「やっぱりイエローナイフは凄いの?」
など、みんなのオーロラ感度をビシバシ刺激できてるみたいで嬉しいです。

だけど、それと同じくらい聞かれるのが

「でも、やっぱり寒さは尋常じゃなくて怖いね」

ってこと。

……。

…………ちがう。

…………ちがう、ちがう、ちがう、そうじゃなーーーーーーい!

おもしろおかしくするために、寒さについては誇張して表現したけれど、寒冷地をナメてはいかん!
寒くなるって分っている土地だから、室内もちろん、寒さに対する防御力、ハンパなく高いんです。

という私も、イエローナイフの空港に降り立ち、
飛行機を出るまで(正確には飛行機を降りて一瞬外気に触れてビビり、空港を出るまで)
「平均気温-20℃」が怖くて怖くて仕方なかった!

あまりにも怖すぎて吐きそうになるくらいだったんだけど(友人には有名な寒がりです)
飛行機の中に赤ちゃんがいるのを見てハッとしました。

そうだ、赤ん坊だって生きていけるんだ……。

当たり前のことなんだけどね。
そう思ったら吐き気が収まったよ。

それに、イエローナイフで借りられる「極北仕様の防寒着」は本当にスゴイし、怖がって用意した防寒着も大いに役立った。

ということで、日記の前に私に極北の冬をめいっぱい、楽しませてくれる、レンタルできる防寒着5点セットを大解剖しちゃいます!

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(カッコイイ風で写る寒がりの私と雪上車)

これで北極も怖くない!(マジで)

まずはこちら、北極探検にも使用されたカナダグース社製ダウンジャケット&オーバーパンツ!

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いくつも貼付けられた布パッチがカッコイイ、こちらのダウンジャケットの袖口は二重構造になっており冷気をシャットアウト。
中にいくつか着込んでから羽織るのでサイジングは全てオーバーで借りた方が良い。
大きめを借りるとどうしても女性には袖が長過ぎるから、私はこんな風に袖口を折って使ってた。これだけでもかなり動きやすい。

また、フード周りのファーはファッションで付いてるんじゃない。
コヨーテのリアルファーは滑らかな肌触り名だけでなく、毛の中に空洞があるため極北の地でも凍り付かないため毛が折れない。
これが上質な風よけになって、フードをかぶるととっても機能的。

また、フード周りの首、ウェストなどにはコードが仕込まれており、キュッと絞り込むことでフィット感UP。動きやすさだけでなく防寒に繋がる。

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(内側にもフィット用のゴムベルトが)

ファスナーも多く付いており、ちょっとした小物の収納他、手を入れておくためのポケットも。
全ポケットを把握して使い分けられると、何かのレベルが上がった気がする。(笑)

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ちなみに、この完璧なカナダグースジャケットの中に着込んでいた私服はこんな感じ。

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(私物:ノースフェイス)

肌着+薄手のセータの上、中着用の薄手のダウン。(写真の通りかなり薄手。夏の富士登山用に買ったもの)

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(私物:マムート)

今回のためにちょっと奮発して買った、中着用のフリース。
もう、これらを着込んでたら暑すぎて室内にはいれない。(笑)

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ボトムスである「オーバーパンツ」はこんな感じ。
これはボトムのアウターという感覚なので、ズボンの上から履くもの。
ジャケットの袖口と同じく二重構造になっていて、内側をブーツにつっこめば冷気も雪も入ってこない。

この下に私は、タイツ・ユニクロのヒートテックボトム×2の3枚履きしてたんだけど、タカサカさんに「3枚履いてる」って言ったら笑われたので、たぶん、ビビりすぎだ。
でもお陰で寒くなかった。

地味に優秀なのはこれ!

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ミトン手袋!

薄手の手袋は必須なんだけど、その上からこれをつけて凍傷対策。
このミトンの賢い使い方はこれ。

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ホッカイロを装備!
夜のオーロラ撮影時なんかは、ホッカイロの大きい方を、両手に1つずつ装着すると、そこに小さなコタツが出現。
愛おしくてたまらなくなる。

ちなみに、手の甲に付いた毛の部分は、外で出た鼻水を拭うところらしいよ。(こっそり)

んで、靴だ。

町歩き用に持参する靴は登山靴で良いか、と思ったんだけど、たとえ街であっても気温は-20℃だと、登山靴ではゴムが劣化するかもとのこと。。
屋外で靴が破損するなんて、南国でもイヤなのに凍てつく極地じゃ落とすのは気分だけじゃないかもしれない!(言い過ぎた)
というわけで、これも急遽買い足した私物。

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(私物:ノースフェース)

-30℃まで耐えられる寒冷地仕様のスノーブーツ。
1万円と意外と安いので購入。シンプルなデザインだから、自宅から成田空港までも履いていったし、イエローナイフでも町歩きには履いてた。
というか、今も日常生活で普通のブーツとして履いてる。(これで溜池山王とか打ち合わせに行っちゃう)

でもでも、レンタルできる「5点セット」の“極地仕様ブーツ”は全然違う!

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これだ!

-50℃にも耐えられちゃう、すごいやつ。とはいえ、靴下はアウトドアショップで厚手のしっかりしたのを履いていた。
だって、汗の乾きとか全然違うのは富士登山で知ってたから。

足は知らぬ間に結構大汗をかいてる。
それは極地でも同じ。

外にいる間はその汗は、中敷きの中で凍っているけれど(極寒だけに……)、室内に帰って来たら、中敷きを抜いて乾かさないと朝、濡れたまま履くことになる。

……中敷き?

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え? どこ?
と、手を入れて弄っていたら……なんと……

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これが中敷きだったーーーー!
まさかのブーツ型っ!

靴の中をのぞいてこのような状態だったら「中敷きを乾かしてる」ということになるみたい。

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(こんな地味な写真が載っている旅ブログが今まであっただろうか……)

で、レンタル防寒着5点セット、最後は……

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……なんだこれ。
あ、フェースカバーか。

でも、かぶるまではなんか分るけど……

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(このあと、このヒモ、どうすればいいの?)

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(こうじゃないでしょ? この留め具、どうすればいいの?)

(あ)

(こう?)

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……実は使い方を聞かなかったのでこれで合っているか分らないんですが、まぁ、こうしておけばどじょうすくいや鼠小僧みたいにはならなかったです。

そうそう。
私物で持って行ってとっても重宝したのがネックウォーマー!

フェースマスクが借りれることを知らなかったし(笑)、脱着が楽なネックウォーマーはこんな風く口元を覆えて大活躍!

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冷気も全く感じない。毛足の長いものがおすすめだよ。
邪魔な時は「帽子」にしておけば楽だしね。

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まー、そんなわけでいいでしょ、この装備!

気分はドラクエIIIで必至に100G貯めて「どうの剣」を手に入れた勇者の気分です!
(レンタルできる装備の心強さ的には天空の剣くらいだと思いますけど、本人のレベルが低いもので)

こうなってくると寒気も何のその。
むしろ冷えさせられるものなら、やってみな! って感じで楽しくなって来ます。

そんなわけで、(長かったー!)10時30分日の出で15時日没という、極北の短い日中のアクティビティはこちら!

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いーぬーぞーりー!

やって来たのは「ベックスケンネル」!
カナダでも最大級の犬ぞり専用の犬の飼育・訓練を行っているところで、過酷な犬ぞりレース「ユーコンクエスト」も完走した日本人女性唯一の犬ぞりレーサー本多有香さんも修行されたケンネルだとか。
(今調べたら本多さんの犬ぞりとの出会いはオーロラが見たくてイエローナイフに来たのがきっかけとのこと。まさにここが夢の出発地なんだ。しかも同郷の新潟出身)

犬ぞりレースは大変だけど、犬ぞり体験は……お気楽そのもの。
だって犬が勝手に走ってくれる。

私は後ろのそりの足につったって、犬の背中や遠くの空を眺めてれば良い。
つまり、直立。
それ、筋肉運動なし。
すなわち、極寒。

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(滑ってますが、立ってるだけなので写真では伝わりません)

確かに寒いのですけど、湿度も凍てつく極北の地。
想像以上に快適なんです。
顔に刺さる冷気もそれなりにまぁ痛いんですけど(笑)、それ以上に本当に気持ちいい。
あんまり気持ちいいんで、必死に走ってる犬には悪いんですけど、あまりに風景は広大で美しく(寒空の淡い蒼が本当にきれいで)、犬たちの駆ける息以外聞こえない、シュンとした空気。

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最高なんです。

ケンネルの脇にある、凍った湖の上を5Kmほど駆けて、いったんちょっと休憩。

するとそりの方に座ってカメラを構え、上記の写真を撮っていたタカサカさんが興奮して。

「スゴい! スゴイスゴイ! こっち見て!」

といって爆笑し、写真を撮ります。

あまりに清々しくて油断してました。

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まつげと髪が凍った。

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これぞ本当の雪化粧。(ドヤァ)

折り返してケンネルへ戻る帰り道。

写真は何枚とっても風景は大差ない。

また帰りもホォーッと惚けながら、しゅんしゅんと嬉しそうに走る犬たちの背中を愛おしく思ったり。

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タカサカさんが隙なく写真を撮ってくれます。
(私は、なんかよくわかんないポーズに)

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(タカサカ・レッグ)

ケンネルに戻り、ソリを降りるとタカサカさんがまた喜んだ。

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凍結進んでたー!

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まつげのマスカラが氷になって球状に。
というか、脇からはみ出した毛がえらいことに。

そうそう、なんでこんなに凍るのかと言うと、吐いた息がまつげや髪にかかって、蒸気が凍ってこうなるわけです。
ちなみに、冷蔵庫・冷凍庫の中が乾燥してるように、極寒のイエローナイフはカラッカラなんですが(それで過ごしやすい)、ドライアイは全く心配ない。
寒気でずっと涙目です。
そのせいでアイス・マスカラも育つんだろうなと思います。

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おお、わんこよ、わんこ。
よく走りましたね。

ちなみに、なんで手袋が自慢の黒いミトンでないのかと言うと、ホテルに忘れて来てここで借りたからです。
ベックスケンネルにもちょっとした宿泊施設があり、オーロラ観測も出来るそうですよ。(そっと話しをすり替える)

(フガフガフガフガ)

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(走りたい! 走りたい! まだ走り足りない!)

※毛が白いのは汗が凍ったものです!

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(行こうよ! 行かないの? 行けるよ!?)

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(誰か行かない!? ペロリ)

我々の後には団体用のソリが出発。

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(行くよ、行くよ。どきな~)

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(ひゃっはー!)

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(行っちゃった……)

何だか寂しいから、他の犬たちがいるところに行ってみましょう。
し、失礼しま~す。

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わ、ちっこい家がいっぱい!
上に付いてる札は名前かな。

家に入ってるわんこかわいい。

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(ん?)

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(行く?)

あ、出て来なくて良いよ……入ってるところを、写真に……

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(行けるよ?)

いや、違うんだ……

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(行かないの?)

ごめんね……

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(行けるよ?)

違うんだ。。

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(ちぇー)

ごめんね。

ホワイトホースでもケンネルに連れて行ってもらったけれど、あそこのわんこに比べたら少し小柄で穏やかな気がした。
冬だからかな。

パソコン上出先生のオーロラ便り

太陽風(オーロラのタネ)がなかなか改善してくれません。
今朝から、お願いはしているのですが、お賽銭が足りないのかも知れませんね。

真面目なハナシ、世の中にはいろいろオーロラ予報が出回っていますが、昨日のような磁気嵐が発生したら、ほぼ100%の確率で予報はできますが、ふつうの場合、3時間より先の予報は絶対に出来ません。
そのかわり、今から3時間までの予報は、経験者にはできます。
統計図など出して、「今晩は。。。。」という人もいますが、あれはインチキです。
「宇宙天気ニュース」(私の研究室にいた篠原君がやっている)は、 forecast ではなく、nowcast です。

雪が止んだようですね。

上出洋介

まだ太陽が昇っているうちに、少しドライブ。

まだ時期が早くて、出来上がっていないんだけど……。

こちら、グレートスレイブレイク。

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もう少ししたら「アイスロード」といって、凍った湖の上に冬期だけ出現する公道が生まれるんだけど、まだ出来上がってなかった。

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とはいえ結構固まっているので、恐る恐る自己責任でちょっと歩いてみる。
すると湖であるはずの場所になにやら……家?

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立派な普通の家だけど、実はこれ、「フロートハウス」と呼ばれる湖に浮いている家!
こちらかなり法律ギリギリの存在で、平たくいうと不法滞在らしいのだけど今の所黙認されており、新たに増えなけえばイエローナイフの不思議な観光名所としてそっとしてある。
そういえば、ドーソンシティにも洞穴に暮らす名物おじさんなんかもいたりして、ホントに移民に寛容だな、カナダ。(笑)

そして、イエローナイフ始まりの地「オールドタウン」へ。

これ、なんだと思いますか?

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入植当時の人間の家です!
(写真にはワタリガラスも一緒に写った!)

とても小さいです。たぶん、畳2帖あるかどうかってところ。
というのも、極北の地で木材が少なく、また冬期はご覧の極寒で家が大きいと熱が逃げてしまう。
資源の少ない地で小さな家に身を寄せ合って、入植当初の人は暮らしていたんだとか。

資源の少なさはもちろん、木材だけでなく、布地、つまり服も。

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現在では近代的な家もたくさん建つオールドタウンですが、通りの名前にはこのような「RAGGED ASS ROAD(みずぼらしいバカ通り)」という、当時の人々を揶揄した名残があります。

またこの地域の家の特徴がもうひとつ。

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じゃーん。
浮いている!

そう、こちら土壌が永久凍土のため、地面との間に空間を作らないと熱がこもって家が沈んでしまうとな。

永久凍土については世界で一番寒い都市・ドーソンシティで免疫があったので、そんなに驚かなかったんだけど、ビックリしたのがこの家、たぶん、まだ使われているらしい。
というのも、近くのグレートスレイブレイクは夏の避暑にぴったり、夏ともなるとこの辺の家を旅行者や釣り人、出稼ぎの人なんかが借りるそう。
ひえ~。

住居・観光地としても活用されつつ、まったくよそ行きじゃないオールドシティは夏場に歩いても楽しそう。

お土産物屋さんもオールドタウンにある。

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「ギャラリーオブミッドナイトサン」
あのオーロラ灯台もあった。

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店内は暖房ガンガンでウッディな内装とは相反して近代的で、暑い!(笑)

ネイティブカナディアン系の民芸品から、大量生産のチープ&ポップなものまで揃っている。

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私たちにとってイエローナイフと言えばオーロラだけど、カナダにとってイエローナイフといえば、実はダイヤモンド!

イエローナイフの経済を支えているのはここから飛行機で2時間飛んだ先にあるダイヤモンド鉱山で、ここで扱っているダイヤモンドも品質は純度お墨付きだ。

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お墨が付き過ぎて鼻血が出そう。

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小さい一粒ダイヤモンドのネックレスなら2万円くらいは出そうと思っていたけれど、全然およびませんでした。
いつか欲しいな。。

あと欲しくて我慢したものはこちら。

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ワタリガラスの陶芸品。

ネイティブカナディアンにとって幸福の鳥と言われ、無骨なお皿やオブジェになっているその姿は、なんかとってもかわいかったんだけど……でっかいのよ。
安全にもって帰れる気がしなくて断念、残念。

このお土産物屋さんは一番大きなところだけど、アーティストの小さなアトリエなども通りにあり。

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少し引っ込んだところには、ネイティブカナディアン「デネ族」の集落も。

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デネ族と言えば、バンクーバーで行われた「世界オーロラ首都宣言」で、圧倒的歌唱力を披露したジュノの出身地。

ふんふん、ここで生まれ育ったのか。

また、こちら。

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冬期は休業中だけど、イエローナイフで一番古いレストラン「ワイルドキャット」は必ず訪れたい名物店だそうだ。

日も暮れて来たので(といっても16時くらいだけど)夕食のレストランの予約でも……と通りかかって、何気なく見つけたお店。

かつてイエローナイフに住んでいたタカサカさんも初めて見る、普通の家のような、お店のような……?

「OPEN」って書いてあるから、入ってみよう。

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看板には「Mother Earth Rocks」とある。
これが店名かな?

部屋に足を踏み込むと、暖かな暖房とともに、ちょっぴり不機嫌そうな顔で出迎えてくれた。

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(にゃんじゃ……)

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(にゃんにゃんじゃ、おまえらは……)

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(愛想よくなど、してにゃらんからの)

気まぐれな黒猫じいちゃんがお出迎えしてくれたこのお店は、ハンドメイドアクセサリーや、オーロラのアクリル画などを販売している。

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どれも手頃な値段帯で、何より「小さい」ものがあるのが良い。

オーナーはこちらのご夫人のようだが……

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背後に習字? しかも……「若花田」!?

聞けば数年前まで西新宿のNOVAで英会話教師をされていたそう。
お相撲が大好きだったそうだ。

西新宿って……私の事務所、西新宿なんですけど、って、このブログ、いま、西新宿で書いてるよ!(笑)

「アットホームな雰囲気」と書いたこちらのお店、それもそのはず。
完全にリビングの半分を店舗と兼用してあり、カウンターの向こうにはキッチンが、什器の後ろにはテーブルとソファーが鎮座。
家じゃん!(笑)

すると、ソファーの方から

「もしかして、タカサカさんですか?」

振り向くとそこには日本人の女性が。
聞けばオーロラビレッジでワーキングホリデーで勤務していると言う。
今日は休日で、ここに自分のドリームキャッチャーを手作りしに来たとか。

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「私、バンクーバーでタカサカさんの個展を見ました! 凄く感動して、お会いできて嬉しいです。
タカサカさんのオーロラ写真を見て、イエローナイフに来たらオーロラ写真をとろうと思って、このカメラも買いました」

手には大きな一眼レフが。

「一緒に写真撮ってもらえませんか?」

素敵な出会いに遭遇できて、なんだか私が照れくさいや。

今夜のオーロラハントはオーロラビレッジには行かず、タカサカさんの秘密の場所へ行く予定。

その前の腹ごしらえは、こちら……

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「ダンシングムースカフェ」は「ベッド&ベイサイド ブレクファイスト」というB&Bも経営しており、夏場はグレートスレイブレイクから飛び立つ飛行艇がよく見えて良い眺めだとか。

照明は落とし気味のオシャレな店内で、健康に気を使った食事を楽しめる。

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サービスのアペタイザー。

スシノースでは空振りしてしまった(笑)、北極イワナことアクティクチャ―のムニエルをオーダー。

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ふんわり蒸し上げた白身がほろりと口の中で解け、程よい酸味を利かせたサワークリームがタイムの香りを乗せて包んでくれる。

付け合わせのグリル野菜は極北を忘れるほど味わい深く、小さな丸いポテトはほっくりと甘かった。

ああ、カナダにいる間、私の主食はイモだった。カナダのお芋食べたいよ。

お腹を満たした後、降り止まない雪にオーロラハントの出発時刻が押すことを見越して、ちょっと寄り道をした。

タカサカさんがイエローナイフに暮らしていた時、毎週通っていたバトミントンクラブが今もやっているそうだ。
タカサカさんがここで暮らしていたのはもう十数年前。

だけど、撮影ツアーなどで通い続けているせいか、あの時の仲間と今も友人関係が続いているそうだ。

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休日に開放されている中学校の体育館。
(タカサカさんはかなりバドミントンが上手いらしい)

なんだか、良いな。

パソコン上出先生のオーロラ便り

やっと太陽風がいい向きになりそうです。

註:良い向きになってから1時間くらい継続したら、それから90分後にオーロラが現れてきます。

上出洋介

イエローナイフにも慣れ、昨日オーロラ爆発も見れて、犬ぞりに癒されて、なんだかホッとしてしまった。
気が抜けていた。

ホテルに戻り、装備を整えて出発。
天気はまだ悪かったけれど、長丁場に備えてティムホートンでコーヒーを買う。
冷めてしまわないように、日本から持参した水筒に入れて。

オーロラビレッジも通り過ぎ、さらに30分ほど車で走らせた場所。
小さな湖(といっても凍っている)の畔に到着。

雪は少し弱まって、見上げるとオーロラが見えていた。

「オーロラ出てますよ!」

車をおり、撮影をしようとカメラを構え、……気がついた。

忘れた。

三脚、忘れた。

タカサカさん「大使~~~~~~~~~~!!!!」

コヤナギ「す、すいません~~~~~~~~~」

三脚がなくちゃ、オーロラは撮れない。

撮らずに見上げてても良いんだけど、わたし、オーロラ大使ってことで来てますの。

今日、やっと見せた雲の合間に見つけたオーロラは多分レベル2くらいまでは育ってた。
しっかり舞ってた。

後ろ髪引かれる思いで引き返し(ホントごめんなさい)、
約120分駆けて三脚をとって同じ場所に。

天候は、大雪!

1時間くらい粘ってみて、シンシンと降り積もる雪に、三脚は持って来たけど、撤収。

ほ、本当にごめんなさい。

この日も、雪だったけどオーロラは出た。
でも、写真には撮れなかった。

ほろりほろりと落ちてくる細かな極北の雪に埋もれて隠れてしまいたい。

パソコン上出先生のオーロラ便り

撤収しましたか。賢い選択です。
やっと今になって、明らかなエネルギ-入力モードに入りました。
これまでは、状況が良くなったり悪くなったりを短時間ずつ繰り返していたため、まとまったエネルギ-が磁気圏に貯まりませんでした。
12 -13 UT 過ぎに、中規模のブレークアップがあるでしょう。中心は、アラスカでしょう。

(タカサカさんが今まで撮った写真の中では)西を向いて撮った、最初の写真がいいですね。

上出洋介

ほ、本当にごめんなさい……。

防寒が完璧で、極北の雪空も暖かかった。
実際、雪が降ると気温は下がらないらしい。

イエローナイフに行く理由 INDEX

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INDEX カナダ観光局さんの「オーロラ王国ブロガー観光大使」になったよ! #イエローナイフへ行く理由 00
王冠2 オーロラ王国 カナダ ~地球からオーロラを授けられた国~ | Keep Exploring | カナダ観光局オフィシャルサイト

青い旗 JAXA|太陽のオーロラが地球のオーロラをつくる 上出洋介博士 | 日本オーロラブームの発起人
青い旗 Yuichi Takasaka Photography | 私のガイドをしてくださったオーロラ写真家で日本のオーロラブームの立役者
青い旗 日曜アーティスト TOMAKI | もうひとりのカナダ・オーロラ王国ブロガー観光大使

くわしい写真満載:この日のリアルタイム更新(コヤナギ)

上出先生のおすすめ著書2冊と、タカサカさんのオーロラ写真が使われてる洋書

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BOOKカウンター

最後まで読んでくれてありがとうございました!

この記事は10,000文字ありました。
書籍にするとおよそ14ページ分です!
コヤナギの記事は写真もいっぱいあるから、本当に本だったら倍以上のページを読んでると思う。

「活字離れ」とかいわれるけどさ、けっこう読めてるよね。

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