カナダ観光局さん「オーロラ王国カナダ」のブロガー観光大使になって、2013年12月5日から5泊6日でカナダはイエローナイフのオーロラをハントして来ました!
帰国後、1ヶ月にわたって長く書いて来た旅行記も書き終わり、vlogも作ってみました。
今回はそんな土産話も良いけれど、カナダ・イエローナイフなお土産と、土産話もままならなかったかもしれない、ヒヤリとしたオーロラ写真紛失の後日談です。
一番最初に貼付けた、約2分の動画は見て頂けました?
イエローナイフでのオーロラ旅でもっとも訴えたいのは、オーロラの素晴らしさは言わずもがなですけど、「寒さ」の面白さと「極北」の光の美しさ。
それが表現できるのは動画かなーと思って2分ほどのvlogを作ったので見てみてくださいね。
今回買って来た&いただいた、カナダ・イエローナイフ土産のご紹介。
カナダは移民の国なので、ソウルフードやアイコンが少ないし、イエローナイフに来た目的のオーロラは自然現象で持ち帰れない!
なかなかお土産に困る場所ではないでしょうか。
選んだポイントは、高過ぎないこと、小さいこと、そして何よりMade in canada、出来ればイエローナイフ製であること、にこだわりました!
ビジターセンターで全員が貰えるタカラモノ。
まずはこちら。ビジターセンターで来訪者名簿に名前を書けば、全員貰えちゃうピンバッチ。
「イエローナイフ」モチーフ!
なにげにこれが一番嬉しいお土産になるんじゃないかしら。
お世話になった場所にまつわるもの。
イエローナイフ初日にオーロラを見たエノダ・ロッジのステッカーとピンバッチ。
ピンバッチは王道だけど、場所もとらなくてなんだか「メダル」的な特別な気持ちにさせてくれるナイスアイテム。
現地の言葉で「たくさんの山猫」を意味する「エノダ」は、もちろん山猫モチーフです。
非売品でゴメン……な、ノベルティ&限定アイテム。
カナダ観光局さんの「ブロガー観光大使」としてイエローナイフに行ったため、たくさんのノベルティグッツやおまけを頂きました。
中でも珍しくて嬉しかったのは、上のチャージ型のクレジットカード!
使用方は一般的なクレジットカードなんだけど、現金をチャージして使うんだって。
これはノースウェスト準州が発光した関係者用の限定品で、使い終わったものをタカサカさんがくれたよ。嬉しい!
こちらも定番、「ノースウェスト準州(イエローナイフはノースウェスト準州の州都です)」の公式ピンバッチ!
シンボルマークがそのままバッチになったシンプルなデザイン。
こちらも同じくノースウェスト準州ノベルティのバケージタグ。
写真がホログラムになっていて、オーロラが動くよ。
オーロラモチーフのアイテムは、お土産屋さんには少なかったからなにげに嬉しいアイテム。
こちらもノベルティのiPhoneケース!
(iPhoneの目ん玉はコヤナギのカスタムです……)
ちなみに……
ノースウェスト準州はリサイクルなどの意識が高く、買い物時のマイバックは常識。
プラスチックバックは売ってないので、持参するしかないんだけど、イエローナイフ中心部にある酒屋さんには唯一、このオーロラショッピングバックが売っている。
中には長いものを入れて偏らないように、仕切りもあったりして便利。
ノースウェスト準州のマークが入っているけれど、このショッピングバックなら誰も買えるから、酒屋さんに立ち寄ったら是非手に入れたい。
気分はバイヤー! お土産物屋さんを血眼で物色。
ベタベタな観光地として整備されていないイエローナイフ。
お土産物屋さんも沢山あるわけではないし、洗練されたアイテムばかりがあるわけじゃない。
魅了的だけどカナディアンサイズな大ぶりのお皿や、イエローナイフを代表するダイアモンドは6万円スタートだし、ネイティブカナディアンが作り上げた芸術品と呼べる高価な革製品も畏れ多くて実用性は低く手が出ない。
イエローナイフ出身のデザイナーが仕上げたハイブランドアクセサリーなど、欲しいけど、欲しいけどぉ~……と、手が出ないモノで溢れている。
もちろん、バラまき用対応の安価な大量生産土産もあるし、可愛らしいのだけど、私のテーマは「Made in canada」。
いいや、出来れば「Made in YELLOWKNIFE」と洒落込みたい。
店内を血眼になって見つけ出したアイテムはこちら。
ボトルストッパー!
ガラスで出来ていて、氷のような質感がなんともイエローナイフっぽい。
白熊はノースウェスト準州のシンボルマークだしね。
こんなものも。
紅茶置き。
要は小皿なんだけど、ガラスの質感がノースリブで見た「神渡り」のせり出した氷を連想したんだ。
そしてそして、白熊も良いけど……
音が雪に吸収されて静まり返る大自然に、馴染むように連れて行ってくれた犬ぞりの犬たち。
もしかしてこれはウルフモチーフかもしれないけど、私はあの犬たちを想ったよ。
地元の方が作った“カインド・オブ・ワン”なハンドメイドアイテム。
初めてカナダを訪れた2年前。
企画でプリンス・エドワード島の読者プレゼント用土産を探した時、同じように「カナダ製」にこだわって、せっかくだから地元の人に還元できるモノが良いと思い、行き着いたひとつの答えたお手製のもの。
地元のママが作ったようなホッコリする手芸品も良いし、青山あたりの綺麗なショーケースに入れて販売すれば桁違いの価格で売れそうな掘り出し物を見つけるのも良い。
いずれも大切なのは出会い!
お土産を買うことさえも、大切な思い出になるので、「これは!」と思ったら逃さず買いたい。
今回の「出会い」は、偶然見つけた民家のようなギャラリーショップ。
あの、西新宿で英会話教室の講師をしていた方のお店。
日本に暮らしていただけあって、持ち帰りやすい・渡しやすいお土産のツボをよく分ってらっしゃる。
小さなカンバスに描かれたオーロラの絵は、蛍光塗料で描いてあり、暗いところでうっすらと光る。
そう言えば、蛍光塗料の薄黄緑の発光色は確かにオーロラに似てるかも!
上のヒモはミサンガで、中学生の娘さんの手作りだとか。
さり気ないオーロラカラー。
2つだけ買い物したんだけど、おまけにペンダントを貰っちゃった。
バッファローの角のペンダントトップ。
この角の断面、とっても硬い!
ハンドメイドショップでの買い物は、こういったやり取りも含めて思い出の良い調味料になってくれる。
スーパーで買えるカナダ人御用達のアイテム。
カナダ・イエローナイフといえば、地緯度が高いためにとっても乾燥している。
過ごしやすいのは良いんだけど、黄色人種より肌の強くない白人は、この乾燥をどう乗り越えてるの?と、スキンケアアイテムをチェック。
訪れたのはホリデーシーズンだったから、こんなセットを買ってみたよ。
中身はこちら。
バニラの甘ーい香りが幸せになるセット。
こちらは「ロッキーマウンテンソープカンパニー」という、カナダのオーガニック100%の石鹸メーカーで、何かとかわいくて自然派。
無骨なカットと微妙なグラデーションを配する石鹸。
リップクリームならぬリップバターはその名の通り超濃厚。
肌の温度に少し馴染ませてから塗らないと、ゴリゴリゴリとまさに冷えたバターを塗り付けている感覚に。
だけど保湿性は抜群。
自分用にも単品で1本買いました。
こちらはボディバター。
ふたを開けて見るとなにやら一番上にキラキラしたものが……
未使用の印なのか、それとも生産ライン上で必要な、薄力粉的な存在なのか分らないけれど、キラキラしたものが乗っている。
これ、リップにも付いていて、気にせず使ったら少し刺激があった。
気になる人は、とってから使った方が良いかも。
私はもちろん、刺激あるなーと思いつつそのまま使ったよ。別になんにもなかったし。(笑)
そしてバスソルト。
私はこれらをバラバラにしてプレゼントしました。
役得ごめん! もっともスペシャルな、思い出のお土産。
それは、こちら。
今回、私のガイドをしてくださって、オーロラ観光ブームの立役者、オーロラ写真家のタカサカさんの著書。
カナダを拠点として活動されているタカサカさんは日本には作品集などの出版物がなくて、写真を手元に置きたければ、モニター越しにタカサカさんのサイトを眺めるか、2000ドル払って作品を買うか!
そんなレアなタカサカさん作品を、ご本人のサイン入りで頂けたのは、本当に役得だと思います。。
とはいえ、旅することで一番大きな収穫物は、実際に体験することで、一番喜ばれるお土産も、モノより「土産話」だったりして。
オーロラはモノにしてもなかなか伝わらないしね。
プロのタカサカさんの作品に比べれば、私の写真なんて拙いものだけど、タカサカさんのご指導あって、我ながらまぁまぁ見れる写真が撮れたと思う!
今回のお土産話は、オーロラ写真と一緒に……と思っていたら……なに……これ!
日本に帰って来てから数日後、パソコンにオーロラ写真を取り込もうと思ったら、こんな画面になっちゃった。
しかもグルグルとカーソルが回ったままで、いつまでも読み込みが終わらない。
業を煮やしてUSBをぶっこ抜き、カメラの電源を入れ直すと、液晶に出た言葉はこちら。
〈SDカードが破損しています。初期化しますか?〉
『初期化』、それはデータを消してしまうということ。
カメラはSDカードが壊れているという。
というか、全オーロラ写真壊れた疑惑。
……ものすごい冷や汗。
マジで?
不幸中の幸い、1日目、2日目の写真は「速報」が書きたくてイエローナイフ滞在時に、ノートパソコンで読み込んでいた。
日中の写真も、このカメラとは別のコンパクトカメラで撮っており、そのデータは大丈夫。
だけど最終日に撮ったオーロラの写真はどこにもバックアップがない。
帰って来てから撮ったお土産の写真も、もう配ってしまったあとだから取り直せない。
まずい。
でも何で?
イエローナイフにいる間は無事だったデータが壊れるの?
帰国後も普通にカメラは使えていたのに?
ノートパソコンのオーロラ写真を見ていて気がついた。1つだけ既に壊れているデータがあった。
なんだこれ。
調べて見ると、どうやら撮影データを書き込む時の電気系統のエラーらしい。
有料のデータ修復ソフトを使ってなんとか修復。
だけど「大事な写真はRAWで撮れ!?」な、デジタル写真の生データRAWは全部壊れてしまっていた。
だから、実は最終日のオーロラの写真は全部jpgデータで、良く見ると荒れている。
どうやら原因は寒冷地でのバッテリー不足(寒すぎてバッテリーが凍る)によるSDカードへの書き込み不良。
でも吸い上げ終わったSDカードをカメラに入れてフォーマットし直そうと持っても出来ない。
どうやらSDカードが壊れたらしい。
帰国翌日に撮った写真もこんな風に壊れていた。(画像加工したわけじゃない)
使用カメラはLumix GF3。
同じ条件下で使用していたコンパクトカメラのSTYLUS TG-2 Tough は-10℃までとはいえ一応、耐低温の防水仕様だったから大丈夫だっただけなのかな。
Lumixは最終日、予備バッテリーを紛失してしまって、1つのバッテリーを温めながら使ったので余計電力弱かったのかもしれないけど。
(TG-2もすぐバッテリー瀕死になったけど温めてまで使わず)
余談だけどiPhone5は零下30℃下では1分保たないがiPadはけっこう保つ様子。だから寒冷地での野外tweetは、携帯がけっこう大変だった。
そうだ、デジカメだって電気製品なんだったってことを、つくづく痛感した出来事だった。
イエローナイフにいる間に吸い上げたデータは、浸食のような物理的な不具合が起こる前だったみたい。
慣れない環境で撮影した大切なデータは、素早く吸い上げてバックアップを撮ることが重要なんだわ。
このオーロラ写真データ損失危機にFacebookで慌てる私に、タカサカさんは「データのバックアップはこまめに取りましょ~。」という金言を残した。
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