いつかはカナダのどこかに1年間移り住み、四季のグラデーションをこの目で見てみたいと思っているコヤナギユウだよ。(割と本気だよ)
コヤナギとカナダとのご縁は2011年のプリンスエドワード島から。初めて旅をレポートするお仕事をいただいて、そこからわたしの「旅キャラ」がはじまったんだよね。
その後、ユーコン準州のメディアツアーに参加させてもらったり、ご存じ「カナダ観光局公式オーロラ大使」に任命してもらったりでコヤナギとカナダとのご縁が続いてる。
そんなカナダが今年の7月1日(建国記念日/カナダデー)に150才になるっていうんだから、お祝いしないわけないじゃない!
2017年3月8日に行われた「カナダ建国150周年 大使館祝賀イベント」に潜入してきたよ〜!
パスポートを見せて大使館へ!
会場となったのは青山にあるカナダ大使館。何度か行っているけれど、石造りのモダンな建物に入るときはいつもドキドキする。入場前に守衛さんによる身元チェックがあって、パスポートを提示するんだ。
国内でパスポートが必要なんて、なんか嬉しい。(免許証でもOK)
ちなみにeTAは不要だぞっ!
カナダ建国150周年プロジェクトのお披露目ということで、会場にはたくさんの来賓者が。レセプションパーティーもあるということで「スマートカジュアル(きれいめの服装)でお越しください」って書いてあったから、コヤナギははりきって「カナダといえば赤でしょ」ってことで赤い帽子とベルトで「カナダコーデ」してきたけれど、そんな雰囲気の人は一人もいない……。
観察したところ、旅行業関係者と報道機関、大使館関係の方たちと、今回はブロガーがたくさん招待されていた。
わたしはブロガーでの参加も可能だったんだけれど、いままでのお付き合いで直接ご招待いただけたので、せっかくだから報道機関として参加してみたよ。といっても、ブロガー用の赤いネックストラップを下げているか否かくらいしか違いはないんだけど。
リュックサックからカメラを抜き出して身支度を調えていたら、シアターでカナダ観光局による150周年企画案内がはじまっていた。
慌てて最前列に滑り込んだ。
150周年企画は「笑顔でつながるカナダ」キャンペーン
最初に日本在中のカナダ大使イアン・バーニーさんがスピーチ。英語とフランス語でイアンさんが話したあと、通訳の方が日本語で話す。カナダの公用語は英語とフランス語だからね。
150周年のカナダは4つの入り口でカナダの魅力を発信していくとのこと。
1つめは「自然の美しさ」
カナダに広がる雄大な国立自然公園の入場料を無料化するんですって!
2つめは「先住民との調和」
カナダの文化は多様性が魅力。先住民の存在はその源。
3つめは「若者」
カナダの躍動力となるヤングカルチャーを伸ばしていくとともに、教育も強化。
4つめは「多様性とインクルージョン(共生社会)」
移民を受けレ入れていくことで文化的・経済的発展を遂げてきたカナダは、多様性の素晴らしさやその受容性をよく分かっている。男女平等も含み、異なる文化とも調和していく。
そう「カナダ150周年」は対外的・観光的に整えられたお祭りってだけじゃないんだ。派手な主張はしなくても、心穏やかに持続可能な社会を実現していくカナダのことを、カナダ国民はとても誇りに思っていて、カナダ人のカナダ好きは、見ているこっちも嬉しくなってしまうほど。今回イアンさんが宣言した4つのテーマは、カナダの中をちゃんと見ている素晴らしいテーマだなと思ったよ。
旅人も笑顔で迎えるカナダのホスピタリティ
続いてスピーチされたのはカナダ観光局日本地区代表の半藤さん。
さまざまな魅力のあるカナダは旅行者も迎える側も、笑顔になってしまう「笑顔でつながる」国だとして、キャンペーンを発表。カナダの笑顔を取材してくれている2人のキーパーソンを紹介した。
雑誌CREA Traveller編集長の倉林さん。
倉林さんはカナダの魅力を「その多様性にある」という。トロントのオシャレなバーが、朝からドーナッツを販売(カナダって世界で一番ドーナッツを食べるらしい。確かにわたしもカナダ行ったら食べる)し、昼間っからオシャレなマダムが女子会をたしなむ足元で子ども達が走り回っていたり、都会から30分ほど離れたところにある川の上に浮いたスパで仕事帰りに疲れを癒やすことが出来たり、都会だけじゃない、自然だけでもない、いろいろな顔をもつカナダの魅力は、いってみるまで分からなかったと熱っぽく語っておられた。
次にマイクの前に立ったのは、ノンフィクション作家の上原善広さん。
カナダの魅力を動画とストーリーで紹介する「カナダシアター」で、「カナダ – 150年街道をゆく」と題し、2017年に直通するハイキング・サイクリング用の長距離道路「カナダトレイル」を一足先に走る、というもの。
スタート地点がプリンス・エドワード島だったので、わたしも一回目からチェックしていたのだ。このうらやましいけれど過酷な旅にまつわる、旅路で出会った男たちの渋い「笑顔」を紹介していた。
カナダの魅力を発信するメディアミックス企画
また、現在BSイマジカで放送中のドラマ「モザイク-カナダ-」(カナダシアターで無料視聴できる)もこの7月にクライマックスを迎えとうとう完結。カナダデームードを高めるため、新たに「笑顔をつなぐ」刺客が登場。
お笑い芸人の大納言光子さんが5月1日から31日まで、カナダ横断をするらしい。
しかも、その旅程のエピソードは視聴者のインターネット投票によって決まる。
……ん?
あなたが見たいのはどっち
A.雪風呂
B.裸で犬ぞり画面より
イエローナイフは冬季-40℃に達してガソリンも凍る極北地。
_人人人人人人_
> 死ぬやつ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
大納言光子さんご本人と、「モザイク -カナダ-」主役の安田早紀さんが登場。好対照な二人の“カナダミューズ”による、カナダの魅力を語った。また、“バンドメンバーの半分がカナダ”というユニット「MONKEY MAJIK」の“カナダの方”のお二人がライブを披露した。
カナダの多様性を料理で表現
第二部はレセプションパーティに。
異文化を受けいれてきた多様性の国、カナダ。
カナダといえばメープルシロップにコヤナギも大好きなポテトの名産地で、“世界一ドーナッツを食べる”“牛肉がうまい”“自然農法にこだわっていて野菜も美味しい”など、食に関する特徴がたくさんあるけれど、実は「ソウルフード」というものがない。
個を尊重するお国柄なので、故郷から持ち込んだ文化を大切にまもっているからだ。もちろん、ステキな融合もある。
今回はカナダの食材を利用して、重田宏シェフがカナダの多様性を食事で表現してくれた。
高岡早紀さんも絶賛の、アルバータ州牛を使ったローストビーフ。
メインやサラダはもちろん、スイーツやカナダワイン、珍しいカナダビールもたらふく堪能。
ああ……カナダ……いきたいなぁ。
せっかくなので過去のコヤナギ・カナダ記事も3つPick Upしておきます。
プリンス・エドワード島と赤毛のアンと赤い大地
ユーコン準州(ホワイトホース・ドーソンシティ)とツンドラ紅葉
イエローナイフとオーロラ
ああああああ……やっぱカナダ行きたいわ。