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文学フリマ東京39に出店。
4冊の新刊を出します

SUCCESS!

2024年12月1日(日)に、東京ビッグサイトで行われる「文学フリマ東京39」に「KoyanagiYu.com」として初出店します。今回は新刊を4冊用意できたのですが、文学フリマ初出店ということで冊数が見えず、大変弱気な発行部数となったため、コヤナギユウ著書についてはシリアルナンバーを付与します。

文学フリマとは

作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自らの手で作品を販売する、文学作品展示即売会です。

小説・短歌・俳句・詩・評論・エッセイ・ZINEなど、さまざまなジャンルの文学が集まります。
同人誌・商業誌、プロ・アマチュア、営利・非営利を問わず、個人・団体・会社等も問わず、文芸サークル、短歌会、句会、同人なども出店しています。参加者の年代は10代〜90代まで様々です。

現在、九州〜北海道までの全国8箇所で、年合計9回開催しています。

公式サイト:文学フリマ / 文学フリマ東京39 Webカタログ  KoyanagiYuページ

うかわ・すみひろ @s_ukawa さんとコラボ出店

初の文学フリマ参戦で、うっかり2スペース出店することになってしまい、開催1ヶ月前になって1冊も用意できていなかったため、急遽「日本旅のペンクラブ」つながりのうかわ・すみひろさんとコラボ出店することになりました。

うかわさんはご自身が参加されている文芸同人誌「組香」を販売します。

つくりたいものを、出しちゃいました

はじめまして、文学フリマ!

わたしの名前はコヤナギユウ。給食のオバサンから詩人系イラストレーターを経て、一時は事務所に所属するものの、鳴かず飛ばずで社長とケンカしてクビになり、武器だったイラストが使えなくなったので(そんなことなかったんだけどね)デザイナーに転身し、ライターとして長らくネットを主戦場に発信したものの、やっぱり鳴かず飛ばずを貫いてきましたが、無料と拡散が向いているSNSでは書けないことも、自由に表現できると聞いて、ここにやってきました。芸歴だけは長いです。

文フリに出展者側で参加することを楽しみにしていたのですが、人生の節目の諸事に追われ(文フリ東京40の新刊にしたい)、開催1カ月を切っても何も用意できなくて嘆いていたところ、夫が「俺も書こうか?」と本当に1冊書いてくれました。すてき。

 

今回は夫の本を含め、4冊の新刊を用意しました。
そのうち2つは、コンテストに提出して落選したもの。

 

長い芸歴の中で、自分で商業出版する方法も身につけたのですが、本を出すことよりも、誰かにお墨付きをもらいたいと思い、ここ数年は何かの賞に応募しています。

落選はそりゃショックで、自費出版の集客目的とした素人向けのコンテストでも勝ち抜けないなんて……と落ち込んだりもしますが、今回改めて読み返すとちゃんと稚拙さが目立ち、こ……これが成長の証さ、と自分を励ましています。

 

ゼロからつくったのが「海獣たちの花唄」です。

素潜り(スキンダイビング)が趣味なのですが、2年前から一眼ミラーレスを水中に持ち込み写真を撮っています。

初めて水中写真を紙焼きし、写真展へも出展するので、他の作品も合わせてまとめてみました。

 

手だけは早いんで、これらは2週間で完成させました。

今作はどれもこれも何かの役に立つようなものではありません。

必要な情報は入れ込んでいますが、これらを読んで何かを始めたり、知識が深まったりする、「便利」で「ブックマーク」されるタイプの本にしませんでした。

独りよがりにならないように、売れることを意識するのは大切です。

でもまずは、作り手として・表現者としてのびのびと、つりたいものを出したかったんです。

 

わたしの背伸びがあなたにとっても、少し息がしやすくなるものでありますように。

 

 

プロフィール:コヤナギユウ

幸せになることだけを考えて生きている旅と遊びの散文家
グラフィックデザイナ/ イラストレータ/ 編集者/写真家

給食の調理員から書籍出版社で営業職ののち、渋谷やNYの路上で絵を売るイラストレーターへ。現在はグラフィックデザイナーに転身、旅や体験を楽しく情緒的に表現するライター業も行い、写真も撮る。カナダ観光局「オーロラ王国ブロガー観光大使」、チェコ親善アンバサダー2018、神社検定3級。