ESSAY, WORKS

龍円あいりさんのパンフレットにイラストを描いたよ! 選挙に行こう!

SUCCESS!

25才頃まで衆議院と参議院の区別がついていなかったコヤナギユウだよ。
(正確にいうといまも曖昧だよね)

2017年6月23日に「都民ファーストの会」公認として、渋谷区選挙区に立候補した龍円あいりさんのパンフレットにイラストを描いたよ!

みんなは政治詳しい?
コヤナギは全然。

政治の話はなんか難しいし、ちょっと話すと詳しい人に避難されそうだし、強い意志を持っている人とぶつかってしまったり、思わぬ受け取り方をされてしまったりと、はっきりいっていいことが全然ない。
反感をかうくらいなら黙っていた方がいい。

でもみんな「選挙に行こう」っていうよね。

でもね、わたしもね、投票には行くけれど、本当はいつも不安なんだ。

「わたしが投票した人は、“いい人”だったのかな」って、ふわふわの一票を投じてる。

政見放送を見ても眠くなるし、ネットの診断もなんかしっくりこないし、いつも自分の投票に自信がない。

恥ずかしいくらいいい大人だけど、きっとこんな人、わたしだけじゃないよね。

きっかけは一通のメール。

龍円あいりさんから連絡があったのはかれこれ15年くらい前。
インターネットで見たイラストが好きだっていう嬉しいお便りをくれたのが龍円あいりさんだったんだ。
そのとき、わたしの画風はまだ個性的なもので、詩をいっしょに載せていたと思う。
それに共感して連絡をくれて、何度かお茶したりして、月日がたった。

それがつい2ヶ月前、また、メールが来た。
「ぜひイラストを描いて欲しい」って。
龍円あいりさんだった。

都民ファーストの会の公認を受けた、とニュースで流れた次の日で、ひさしぶりにあいりさんの名前を検索して驚いたのを覚えてる。

アナウンサーから報道局へ行ったのは知っていたけれど、そのあと渡米して、出産して、いまは日本でダウン症のお子さんをシングルマザーとして育てているなんて全然知らなかった。

久しぶりに会ったあいりさんは、大人の女性らしくすこし丸くなった印象だったけど、ぴかぴかの笑顔は変わらなかった。

彼女は苦労や弱音を吐き出すのがとても下手で、どうやらとても苦労しているらしいと思った。
シングルマザーとして東京で暮らし、制度で改善できることがいくつも見えてくるというのだ。

それを聞いて、わたしはたぶん、困ってないのだと思ったんだよね。
いや、困っていることはたくさんあるのだけど、それはわたしが頑張ればいいだけのことで、制度や整備でどうにかなることではないと思ったんだよね。(課題が見えてないだけかもしれないけれど)

課題と解決方法が見えていて、それを実現することで、困っている人が減るならばいいなって思ったんだ。

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生き方も政治もきっと正解なんてない。

たくさん調べたり、試したり、聞いて回ったりしたって、
でも「これだけやればOK」なんて、“政治”なんて広い範囲ですべての問題を理解できるわけないよね。

それは、きっと候補者だって同じことだと思ったの。
関心のあることや、よく調べたことがある半面、分からないこともあって当然だと思うんだよね。
志があるからって、突然スーパーマンになるわけではないし、そんな人、いないと思う。

でも、でもね。
関心を持て耳を傾けることが大切だと思うんだ。

いままでのわたしの暮らしでは見えなかった、困っている人、改善できること。
それが見えている人が、いるということ。

あいりさんになんで立候補したのか聞いてみたんだ。
「政治家」なんて突発的じゃない?
どうして、どんなとき、いつ、政治家になろうなんて決心がつくのか、不思議だったから。

あいりちゃんのお父さんは政治学者で、政治の話が食卓に上るくらい、政治は身近な話題だったんだって。
スウェーデンで幼少期を過ごし、アメリカで子育てをした彼女にとって、日本の育児に関するサポート体制がとても後進的に感じたそう。
同じ悩みを人を集めたコミュニティや、支援団体をつくったけれど、最後には「制度の壁」を感じたそう。制度を変えなくては、国が変わらなければいけない。
でも、自分は政治のプロではないから、プロが集まりそうな、小池知事が主催する「希望の塾」へいって誰かに解決してくれそうな人を探しに行ったらしいんだよ。

でも小池さんに「人にやってもらうより、自分でやったほうが早い」といわれて、とても悩んで、立候補することにしたとのこと。

とっても正直な人だなって、わたしは思ったんだよね。
政治家に立候補する人は、特別な人とかではないんだって、思ったんだ。

わたしが暮らしているのは渋谷区ではないし、あいりさんに投票することはできないけれど、選挙には今回も行くよ。

きっと相変わらず分からないことだらけで、話の中身は理解できないと思うけど。

でも、なにを言ってるのかは実はあんまり関係ないんじゃないかと思ったんだよね。
だって公約に上げているそれも、なぜ実現されていないのかっていう実情が、候補者の立場からは見えていない可能性もあるし、本当はもっといい解決法があったり、先に解決しないといけないことがあるかもしれない。

そんなとき、
ちゃんと耳を傾けてくれそうな人かな?
自分のプライドやメンツで、現実にフタしてしまう人でないかな?
っていう目線で、立候補者を見てみようって思ったんだ。

龍円あいりさんを見て、そう思ったよ。
わたしはね。

7月2日は、気張らずに、こわがらずに、選挙に行こうと、そう思ったよ。

3時間も電話しながらあいりちゃんのやりたいことを聞いたのに、こんなゆるいイラストのアウトプットでごめんねw

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龍円あいり(りゅうえんあいり) | 龍円あいり(りゅうえんあいり)の公式サイトです。

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