「文学フリマ東京42」にて、「PEN PLUS TRUST [輪郭編] 世界観で信用させることの 怖さについて わたしたちはまだ うまく言葉にできていない!」を販売します。

信用は、実体より先に見た目から始まることがある。
この本は、住宅リノベーション会社との工事トラブルをきっかけに生まれたZINEです。ただし、被害のまとめではありません。
写真の雰囲気、言葉の調子、整った世界観。そういうものが人を安心させ、「この人たちなら大丈夫」と思わせる入口の仕組みを見にいく本です。
デザイナー、ライター、編集者、SNS運用者——クリエイティブを仕事にする人にとって、見た目や言葉は誠実な営みの武器です。でも同時に、実体より先に信用を生む装置にもなりうる。騙される側の怖さと、自分もまた誰かの判断を動かす側にいるという怖さ。その両方を引き受けながら読む本にしたいと思いました。
悪いことのように見えるのに、警察も行政も止められない。被害者が記録を集め、資料を整え、相談先を探し、報道に持ち込んでもなお、届かないものがある。その構造を、制度の限界・クチコミの機能不全・名誉毀損の壁も含めて書き留めています。
また、この本を作る行為自体もクリエイティブの力の行使であるという自覚のもと、告発文ではなく、時系列と事実を軸にした体裁を選びました。
住宅の話でありながら、小さな商いやクリエイターとして働くすべての人に、自分のこととして開いてほしい一冊です。





テレビニュースにて放映予定
もともとは我が家の個人的なトラブルだと思っていたのですが、ちょっとした好奇心からクチコミサイトを通じて同事業者で被害に遭った施主・下請け業者・元社員の方にコンタクトをとり、行政への報告書を作成していました。ところが、情報が集まり全体が見えていくうちに「経営難」「倒産」といった不可抗力以外に、何か意図があったのではないかと感じられる点が多く、警察への相談へスライド。
しかし警察や法が動ける範囲や、いわゆる「抜け道」がはっきり見えた憤りを感じていました。
そんな折り、クチコミサイトを通じてテレビ報道から取材の連絡が。第三者によって事実がまとめられるならば、わたしの手でも現段階で分かっていることを形にしようと思い、この本の作成に取りかかりました。
ニュースの放映は当初4月14日を予定していたのですが、他の事件との兼ね合いのため延期中です。お蔵入りはないと伺っているので予定通りに刊行し、続報もおっていきたいと思います。

PEN PLUS TRUST [輪郭編] 世界観で信用させることの 怖さについて わたしたちはまだ うまく言葉にできていない
第一刷:2026年5月4日、B5、P36、モノクロ、1200円(イベント価格)