2013
09.09
20130502_503908

震災から2年「前進するしかないじゃないですか。結局!」 #石巻で桜 2日目

TRIP, 石巻で桜


さーて、カナダ・オーロラ旅行記書くんでしょ? と見せかけて~
まさかの~石巻旅行記の続き書いちゃう!

だって、写真もイラストも、全部UPし終わっていて、本当に本文書く余裕がなかったんだ。

写真をだーっと貼付けるだけの形式になってしまうのだとしても、
埋もれさせるよりは良い、よね?
キッチリ書けなくてごめんなさい、クロサワさん!

そんなわけで時はギュギューンと撒き戻り、
2013年4月19日から22日まで、東京から高速バスを乗り継ぎ、仙台経由で桜前線を追いかけて、石巻に来ました。(最初から読みたい方はこちら

東京オリンピックも決まったことだし、石巻のことも忘れないでください!

 

20130502_503885

私が石巻に関心を持つきっかけとなった「がんばろう!石巻」看板の立役者クロサワさんのお店にお邪魔してきました。

そもそも私とクロサワさんは「小さなお店」を持ってる者繋がりのTwitterの縁だった。
私はクロサワさんが何屋さんか分らなくて、詳しく言わないからピンクな店なのかと思っていたらバリバリ水色でした。

20130502_503886

とっくに閉店後のショールームに電気を灯してもらった。

本当はあの「がんばろう!看板」が立っていた場所にあったお店。

クロサワさん「悔しいからさ、写真を見せてまえと同じ看板を作ってもらったんだよ。
そしたら『がんばろう!石巻』ってプレートを
サービスで追加してくれててさ、嬉しかったなー」

店内に入ると最初に案内してもらったのはショールーム、ではなくて2階の多目的スペース。

20130502_503888

クロサワさん「講演会とか、地元の中学生のコンサートとか、自由に使って欲しくてさ。
この電子ピアノは自動演奏できるんだよ?」

20130502_503887

クロサワさん「本当はこの看板はこっそり立てようと思っていて、友達に相談したら先に板を立てちゃった。
直接立って書くことになったもんだから3日もかかって。
そこを毎日新聞に撮られて、一面に掲載されたんだ。
当時周りはがれきだらけで、いいニュースがなかったらから目立ったんだろうね。
この写真はその時の記者さんがくれたんだよ」

復興は一人だけでは出来ない。
開かれたショールームの上の多目的スペースと看板を立てている当時の写真を見て、そんな言葉が胸に浮かんだ。
それは「一人だけの力ではできない」という意味でもあるし、「一人だけでは幸せになれない」と感じた。

もちろん、クロサワさんの水色なショールームも拝見させて頂いた。

クロサワさん「そうそう。ここ、プレハブなんだよ」

えーーーーーーー! 見えないです!!

20130502_503889
20130502_503890

クロサワさん「水道屋は水回りだから、キッチン全般を扱うんだ。ショールームは“おもてなし”を意識してみたよ。コーヒーを飲むかい?」

20130502_503891

ネスレのコーヒー大使で当ったと言う美味しいコーヒーを頂きながら色々な話を聞いた。

クロサワさん「そうだ。これあげるから植えてよ。友達にも広めて」

20130502_503892

クロサワさん
「大津波が来て街が全部さらわれちゃってさ。初めてきた夏に看板の後ろにひまわりが出ていることに気がついてね。嬉しかったな。
あの大津波にも、塩害にも、負けずにこんなところで花咲いているヒマワリがあって。
そこから大事に種を収穫して、翌年も植えて種を収穫したんだ。
だからこれは三世代目。『ど根性ひまわり』いいでしょ」

また車に乗って、夜の「がんばろう!石巻」看板を見に行く。

20130502_503893
20130502_503894

この電気は昼間のソーラーで蓄電してまかなってるんだそうだ。

そして。

20130502_503895

昼間に見た震災翌年に立てられた灯火はオイル式だそうだ。

クロサワさん「だからね、毎朝毎晩、1日2回油を入れに来るんです」

絶やさぬように、忘れぬように、毎朝、毎晩、雨の日も、雪の日も。

20130502_503896

今年植えたと言う桜も昼間は堅いつぼみだったけれど、夜には少し綻んでいた。

20130502_503897

私の写真に収まるように、一生懸命クロサワさんは桜を照らしてくれた。

クロサワさん
「同情されたいわけじゃないんですよ。必死にがんばりました、みたいに不格好に見えたくない。
『がんばろう!看板』は有志で作ったものだけど、それぞれの職人が集まってキチンと技術を見せたいんです。
あれば良い、作ればお終いじゃなくて、作り続ける、精度を上げ続けたいんです」

大きな災害だったから、一朝一夜で「はい、元通り」なんてならない。
夢なら良かったのに、目が覚めたら全部ウソだった、夢だったなんてオチならどんなに良かっただろう。
でもあれから2年経って、都市部はすっかり「節電」の節の字も忘れてしまったかもしれないけれど、石巻には今も平地が広がっていて、取り壊しの決まった、決まらないという廃墟が点々と存在している。

現実は続いていく。
だから、終わらせないように、積み上げていくことが大切なんだ。
そのため、「がんばろう!石巻」看板の日は今日も灯り、音声ガイダンスが追加さえれたりと日々進化が続いているのだ。

クロサワさん
「気分が落込むこともありますよ、正直。でも起こってしまったことは仕方がない。
だから前進するしかないじゃないですか、結局!」

なんだかとっても清々しい気持ちになった。

クロサワさんと別れ、また夜の石巻市街地に戻ってきた。
夕飯を求めて彷徨い歩く。

20130502_503899

石巻2.0が実施する「復興民泊」の部屋を偶然見つけた。
本当は個々に泊まりたかったんだけど、連絡がうまく行かなくて今回は旅館に泊まった。

20130502_503900
20130502_503901

同じく石巻2.0の「復興バー」
日替わり店長がいろいろもてなしてくれるそうだが、この日は彼が「HOME MADE 二郎」を作っていた。(二郎とか東京で有名なジャンクラーメンです)

20130502_503902

洒落たイタリアンレストランもあったけど、予約でいっぱいで入れず……

20130502_503903

なんとなく駅まで歩いてきたらラッピング電車が止まってた。

流れ着いたのは、なんてことない、地元の小さな中華料理店。

20130502_503904

地元民よろしく、「世界不思議発見」でピラミッド特集を見上げた。

20130502_503907

うおおおおおおおおおおお!
このまま勢いで書き上げたい!

石巻で桜 INDEX

Comments

comments


この記事を書いた人

prof

コヤナギユウ

デザイナー、イラストレーター、エディター。
yours-store代表、東京ナイロンガールズ編集長。このブログの管理者

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。


冬こそチェコへ行こう!

ニュージーランドでオーロラハント(仮)

SIX DAYS NEW YORK HOLIDAYS!

みえ旅

奄美大島・加計呂麻島 女もつらいわ

イエローナイフに行く理由

沖縄・離島 青が特別な色になる旅

カナダでオーロラハント

桜前線を追いかけて石巻で桜を見よう 出雲縁結び旅 女ひとり草津温泉ぶらり旅 参加できる田舎暮らし、こうげまち 上毛町 水と土の芸術祭2012 新潟 世界パンダ大使への道 Love letter from 赤毛のアン カナダ プリンスエドワード島